こんにちは。管理人のキノです。
今回は、2025年に観た映画を紹介します。
次何を観ようかなと迷っている人や、どんな映画を観ているのか気になった方は、ぜひチェックしてみてください。
サスペンス
「カット/オフ」

あらすじ
ある日、検視官のポール(モーリッツ・ブライブトロイ)は運ばれた女性の遺体の頭部に異物を見つける。その中から出てきた紙切れには、彼の娘であるハンナの名前と電話番号が記載されていた。「パパが指示に従わないと私は殺される」と話す娘は、”エリック”を待って指示を受けろと伝える。その後、手がかりを探すために再度電話をかけると、電話口の相手はハンナでもエリックでもない別の女性リンダ(ヤスナ・フリッツィ・バウアー)が出る。彼女は「エリックは死んだ」と語り、その傍らにはエリックの遺体が転がっているのだった。遺体に手がかりを求めて自ら解剖しに向かおうとするが、遺体のある場所ヘルゴラント島は嵐に見舞われ上陸することのできない孤島になってしまっていた。そこでポールはリンダに解剖をするように依頼をするが…。
引用元:Amazon.co.jp「カット/オフ」
ひとことレビュー
テンポがいい。なのに話の展開が全然読めない。言うなれば、キャンバスの両端から同時に絵を描き始めて、何の絵だか推測させられている感じだった。サイコパスでグロテスクでおまけにシリアスな内容だから万人に勧められる映画ではないけど、サスペンスとしてよく出来た作品だと思う。飽きずに引き込まれて観れた。何点か謎のまま終わっている箇所があるので回収してほしかったけど、謎のまま終えてるのもヨーロッパの作品らしいのかもしれない。
配信情報
「正体」
あらすじ
日本中を震撼させた凶悪な殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜流星)が脱走した。潜伏し逃走を続ける鏑木と日本各地で出会った沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)そして彼を追う刑事・又貫(山田孝之)。又貫は沙耶香らを取り調べるが、それぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿だった。間一髪の逃走を繰り返す343日間。彼の正体とは?そして顔を変えながら日本を縦断する鏑木の【真の目的】とは。その真相が明らかになったとき、信じる想いに心震える、感動のサスペンス。
引用元:映画「正体」公式サイト
ひとことレビュー
場面場面によって流星くんの印象が全然違っていて驚いた。ストーリーをまとめてしまえば、よくありそうな話。だけど、見ていてこうも苦しいのはなぜなのか。段々過去の出来事が明かされるにつれて、警察の杜撰さや酷さを感じて憤りを感じざるを得ない。何かのきっかけがあれば、人生を転げ落ちるのは一瞬なのだろうか。重たいテーマを扱いつつも温かさを感じる作品だった。おもしろかった。
配信情報
「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」

あらすじ
実業家のドリアは、不倫相手ローラの殺害容疑で起訴されていた。そんな中、凄腕弁護人のグッドマンがドリアを訪ねてくる。法廷で審理が開始される3時間後までに反証の準備をしなければならない2人は、事件の再検証を開始する―。ドリアの家から300キロも離れたホテルの一室でローラは殺された。警察が踏み込んだ時に、ローラの死体を除いて部屋にいたのはドリアだけだった。ドリアは無罪を主張しているが、部屋は完全な密室で状況証拠は絶対不利。さらに、ドリアにはグッドマンに告げていない秘密があった。
引用元:Amazon.cp.jp「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」
ひとことレビュー
中盤までは少しテンポがゆっくりかなと思っていたけど、視点が変換されたシーンからガラッと見える景色が変わった。オセロで一気に形勢が逆転するように、見えるストーリーが様変わり。こっちの方がしっくり来るという驚きを経て、マジで?!という驚愕にたどり着く。小説ではよくある手法だけど、映画でこれほど見事な視点の転換に成功してるのは本当にすごい。おもしろかった。
配信情報
「ゴールド・ボーイ」

あらすじ
義父母を崖から突き落とす男の姿を偶然にもカメラでとらえた少年たち。事業家の婿養子である男は、ある目的のために犯行に及んだのだ。一方、少年たちも複雑な家庭環境による貧困や、家族関係の問題を抱えていた。「僕達の問題さ、みんなお金さえあれば解決しない?」朝陽(13)は男を脅迫して大金を得ようと画策する。「何をしたとしても14歳までは捕まらないよ。少年法で決まってるから」殺人犯と少年たちの二転三転する駆け引きの末に待ち受ける結末とは……。
引用元:Amazon.cp.jp「ゴールド・ボーイ」
ひとことレビュー
構成がうまい。ストーリー展開がヤバい。思っていた展開を遂げた上で、それ以上のストーリーが待ち構えている。『マ、マジか!』と驚く結末だった。作品自体はおもしろかったけど、タイトルの意味はよく分からなかった。鑑賞後に調べたら、スティーヴン・キングの作品を意識してあったり、皮肉が込めてつけられたタイトルらしい。ほほう。
配信情報
ミステリー
「罪の声」

あらすじ
35年前、日本中を巻き込み震撼させた驚愕の大事件。食品会社を標的とした一連の企業脅迫事件は、誘拐や身代金要求、そして毒物混入など数々の犯罪を繰り返す凶悪さと同時に、警察やマスコミまでも挑発し、世間の関心を引き続けた挙句に忽然と姿を消した謎の犯人グループによる、日本の犯罪史上類を見ない劇場型犯罪だった。大日新聞記者の阿久津英士(小栗旬)は、既に時効となっているこの未解決事件を追う特別企画班に選ばれ、取材を重ねる毎日を過ごしていた。一方、京都でテーラーを営む曽根俊也(星野源)は、家族3人で幸せに暮らしていたが、ある日、父の遺品の中に古いカセットテープを見つける。「俺の声だ-」それは、あの未解決の大事件で犯人グループが身代金の受け渡しに使用した脅迫テープと全く同じ声だった!やがて運命に導かれるように2人は出会い、ある大きな決断へと向かう。
引用元:Amazon.co.jp「罪の声」
ひとことレビュー
八木亜希子さんが脚本とのことで期待して見始めたけど、とてもおもしろかった。2時間半近くある作品なのに、飽きることなく観れる。内容としてはけっこう盛沢山なのに、薄い印象は全く受けず、満足感がある。知らずに犯罪に関与させられて、罪を背負わされた子供が不憫でならなかった。
配信情報
「ある男」

あらすじ
弁護士の城戸(妻夫木聡)は、かつての依頼者である里枝(安藤サクラ)から、亡くなった夫「大祐」(窪田正孝)の身元調査という奇妙な相談を受ける。里枝は離婚を経て、子供を連れて故郷に戻り、やがて出会う「大祐」と再婚。そして新たに生まれた子供と4人で幸せな家庭を築いていたが、ある日「大祐」が不慮の事故で命を落としてしまう。悲しみに暮れる中、長年疎遠になっていた大祐の兄・恭一が法要に訪れ、遺影を見ると 「これ、大祐じゃないです」と衝撃の事実を告げる。愛したはずの夫「大祐」は、名前もわからないまったくの別人だったのだ‥‥。「大祐」として生きた「ある男」は、いったい誰だったのか。何故別人として生きていたのか。「ある男」の正体を追い“真実”に近づくにつれて、いつしか城戸の心に別人として生きた男への複雑な思いが生まれていく―――。
引用元:Amazon.co.jp「ある男」
ひとことレビュー
日本アカデミー賞を受賞しているだけあって、とてもおもしろかった。一緒に生きてきた人が別人だったら?名前が違ったってその人の本質が変わるわけじゃないけど、でも名前というのはとても大事なものだ。でも名前が全てかというと、それも違う。彼が誰だったのか、分かった後の里枝と悠人の会話が泣けた。しかし、一番驚いたのはエンディング。あなたは一体誰なの?観終わった後もしばらく考察するのをやめられなかった。
配信情報
- Amazon Prime Video
U-NEXT
- DMM TV
- Hulu
- Netflix
「噓を愛する女」

あらすじ
その姿は世の女性が憧れる理想像。食品メーカーに勤め、業界の第一線を走るキャリアウーマン・川原由加利(長澤まさみ)は、研究医で面倒見の良い恋人・小出桔平(高橋一生)と同棲5年目を迎えていた。ある日、由加利が自宅で桔平の遅い帰りを待っていると、突然警察官が訪ねてく る。「一体、彼は誰ですか?」くも膜下出血で倒れ意識を失ったところを発見された桔平。なんと、彼の所持していた運転免許証、医師免許証は、すべて偽造されたもので、職業はおろか名前すらも「嘘」という事実が判明したのだった。騙され続けていたことへのショックと、「彼が何者なのか」という疑問をぬぐえない由加利は、意を決して、私立探偵・海原匠(吉田鋼太郎)と助手のキム(DAIGO)を頼ることに。
引用元:Amazon.co.jp「噓を愛する女」
ひとことレビュー
先日「ある男」を観た後だったので、どうも既視感を感じてしまった。由加利が周囲を小馬鹿にしている感じがどうも好きになれなかったけど、嘘をつかれたことを悲しむのではなく腹を立てるタイプの人だったからこそ、桔平は由加利に心を預けられたのかもしれない。
配信情報
「検察側の罪人」

あらすじ
都内で発生した殺人事件。犯人は不明。事件を担当する検察官は、東京地検刑事部のエリート検事・最上と、刑事部に配属されてきた駆け出しの検事・沖野。最上は複数いる被疑者の中から、一人の男に狙いを定め、執拗に追い詰めていく。その男・松倉は、過去に時効を迎えてしまった未解決殺人事件の重要参考人であった人物だ。最上を師と仰ぐ沖野は、被疑者に自白させるべく取り調べに力を入れるのだが、松倉は犯行を否認し続け、一向に手応えが得られない。やがて沖野は、最上の捜査方針に疑問を持ち始める。「最上さんは、松倉を、犯人に仕立て上げようとしているのではないか?」・・・。互いの正義を賭けて対立する二人の検事。彼らの戦いに、待ち受けていた決着とは——。
引用元:Amazon.co.jp「検察側の罪人」
ひとことレビュー
まさしくタイトル通り「検察側の罪人」を描いた作品。ただ、ちょっとテーマが多岐にわたり過ぎていて、詰め込み過ぎな印象を受けた。前半のテンポと迫力で最後まで駆け抜けてくれたら…最高だったと思う。でも、俳優さんたちの演技は素晴らしかった。
配信情報
ドラマ
「パリタクシー」

あらすじ
パリのタクシー運転手のシャルルは、人生最大の危機を迎えていた。金なし、休みなし、免停寸前、このままでは最愛の家族にも会わせる顔がない。そんな彼のもとに偶然、あるマダムをパリの反対側まで送るという依頼が舞い込む。92歳のマダムの名はマドレーヌ。終活に向かう彼女はシャルルにお願いをする、「ねぇ、寄り道してくれない?」。人生を過ごしたパリの街には秘密がいっぱい。寄り道をする度、並外れたマドレーヌの過去が明かされていく。そして単純だったはずのドライブは、いつしか2人の人生を大きく動かす驚愕の旅へと変貌していく!
引用元:Amazon.co.jp「パリタクシー」
ひとことレビュー
タクシーでパリを巡りながら、老女の半生を振り返る。もっとほんわかした作品かと思いきや、かなり波瀾万丈な重い人生を歩んできたマドレーヌの人生が描かれていた。(さすがフランス映画、ほんわかしただけの作品は作らない!笑)マドレーヌの話を聞いているうちに、シャルルのイライラが収まって、本来のユーモラスな姿が見えてくるのが素敵だった。 悲しいけれど、幸せと不幸は平等に訪れるわけでもなく、必ずしも人生でプラスマイナス0になるわけでもないのだろう。パリの街並みも美しくて、存分に楽しめた。でも、もう少しゆっくり街を眺めたかったなぁ。 最近ホラーやサスペンスが多かったから、こういう雰囲気の作品、新鮮だった。
配信情報
「丘の上の本屋さん」

あらすじ
イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上の小さな古書店。店主リベロは、ある日、店の外で本を眺める移民の少年エシエンに声を掛け、好奇心旺盛なエシエンを気に入ってコミックから長編大作まで次々と店の本を貸し与えていく。リベロが語る読書の素晴らしさに熱心に耳を傾けるエシエン。感想を語り合ううちに、いつしか2人は友情で結ばれていく…。
引用元:Amazon.co.jp「丘の上の本屋さん」
ひとことレビュー
ゆったりとしたテンポの作品。朝、まったり観るのによさそう。リベロとエシエンは祖父と孫ほどに年が違うし、リベロはエシエンを導いている側面もあるけど、2人の間に対等な友情関係も存在している感じがとてもよかった。昨今、本屋の存続が危ぶまれていて古本屋で本を買うことに罪悪感を感じてしまいがちだけど、人から人へ渡る本というのは素敵だなと思った。娯楽として『あー、楽しかった』と読むもの好きだけど、考えながら自らの血肉にして、下の世代に伝えていく、そんな読書の仕方もできるようになりたいと思った。
配信情報
「かもめ食堂」

あらすじ
夏のある日、ヘルシンキの街角に「かもめ食堂」という小さな食堂がオープンしました。その店の主は日本人の女性サチエ(小林聡美)でした。道行く人がふらりと入ってきて、思い思いに自由な楽しい時間を過ごしてくれる、そんな風になればいい、そう思ったサチエは献立もシンプルで美味しいものをと考え、メインメニューはおにぎりになりまして。しかし、興味本位に覗く人はいましたが、来る日も来る日も誰も来ない日が続きます。それでもサチエは毎日、食器をピカピカに磨き、夕方になるとプールで泳ぎ、家に帰って食事を作る、そして翌朝になると市場に寄って買い物をし、毎日きちんとお店を開く、ゆったりとしてヘルシンキの街と人々に、足並みを合わせるような、そんな時間を暮していました。サチエは、毎日真面目にやっていれば、いつかお客さんはやってくる、とそう思っていたのです。
引用元:Amazon.co.jp「かもめ食堂」
ひとことレビュー
再鑑賞。 素敵なインテリアやシナモンロールの印象が強過ぎて、豚身昼斗念や藁人形のくだりをすっかり忘れていた。ほっこりの印象が強かったけど、笑いや苦さもしっかり描かれていて、何度見ても楽しい。若い頃に観た時も、ミドリがどこか遠くに行きたくなった気持ちは若い頃も共感できたけど、30代になって実際に行動に打ちしちゃった気持ちが理解できた。大人だからこそ、自分で稼いだお金で心機一転するために環境を変えられる。人生いろいろあるけれど、ちょっとばかり茶目っ気を持ったり、理性的じゃない行いをして気持ちを満たしてあげた方が、楽しく生きられるのかもしれない。そして変わらずシナモンロールはおいしそうだった。
配信情報
- Amazon Prime Video
U-NEXT
- DMM TV
- Hulu
- Netflix
歴史
「ミッドウェイ」

あらすじ
1941年12月7日の日本軍による真珠湾への奇襲攻撃。大打撃を受けたアメリカ海軍は、新たな太平洋艦隊司令長官に、兵士の士気高揚に長けたチェスター・ニミッツを立てた。真珠湾の反省から、日本軍の暗号解読など情報戦に注力したアメリカ軍。次の目的地をミッドウェイと分析し、限られた全戦力を集中した逆襲に勝負を賭ける。遂に、アメリカ軍のカリスマパイロット、ディック (エド・スクライン) 率いる爆撃機が出撃。空母、軍艦、潜水艦、戦闘機など、あらゆる近代兵器を駆使した壮絶な激突へのカウントダウンが始まった──。
引用元:Amazon.co.jp「ミッドウェイ」
ひとことレビュー
ミッドウェイ海戦を主にアメリカ側の視点から描いた作品。ただし、日本側の視点も織り込まれており、極端に偏った描き方ではなかったため、双方の思いを考えながら観れた。戦闘シーンはすごい迫力で、手に汗握るシーンばかりだった。でも、私が一番印象的だったのはエンドロール。実際の人物の写真が出てきて、これは本当にあったことなんだと改めて実感して、胸に込み上げるものがあった。戦争で失われた命に報いるような平和な世界はいつか実現できるのだろうか。
配信情報
- Amazon Prime Video
U-NEXT
- DMM TV
- Hulu
- Netflix
「オッペンハイマー」

あらすじ
第二次世界大戦下、アメリカで立ち上げられた極秘プロジェクト「マンハッタン計画」。これに参加したオッペンハイマーは、優秀な科学者たちを率いて、世界で初となる原子爆弾の開発に成功する。しかし原爆が実戦で投下されると、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深く苦悩するようになる。やがて冷戦がおこり、激動の時代の波に、オッペンハイマーはのまれてゆくのだった―。
引用元:Amazon.co.jp「オッペンハイマー」
ひとことレビュー
オッペンハイマーの半生を描いた作品。原爆を生み出した苦悩が主に描かれているかと思っていたけど、主題はオッペンハイマーの半生そのものだったように思う。戦時中のアメリカ国内の政治や国際競争下における競争圧力、それに翻弄されるオッペンハイマーが主に描かれていた気がする。おもしろいかと言われるとそうでもなかったけれど、いろいろと考えさせられる作品であることは間違いなかった。日本人としては怒りがこみ上げるシーンもあったし、自分の主観がものすごく入ってしまって作品自体に没入しにくかった。
配信情報
「日本のいちばん長い日」

あらすじ
太平洋戦争末期、戦況が困難を極める1945年7月。連合国は日本にポツダム宣言受諾を要求。降伏か、本土決戦か―――。連日連夜、閣議が開かれるが議論は紛糾、結論は出ない。そうするうちに広島、長崎には原爆が投下され、事態はますます悪化する。“一億玉砕論”が渦巻く中、決断に苦悩する阿南惟幾(あなみ これちか)陸軍大臣(役所広司)、国民を案ずる天皇陛下(本木雅弘)、聖断を拝し閣議を動かしてゆく鈴木貫太郎首相(山﨑努)、首相を献身的に支え続ける迫水久常書記官(堤真一)。一方、終戦に反対する畑中健二少佐(松坂桃李)ら青年将校たちはクーデターを計画、日本の降伏と国民に伝える玉音放送を中止すべく、皇居やラジオ局への占領へと動き始める・・・。
引用元:Amazon.co.jp「日本のいちばん長い日」
ひとことレビュー
1945年戦況が急激に悪化してから終戦までをテンポ良く描いた作品。後世にいる者の立場で見ると、当時の無知と精神論に憤りを感じる。もう少し浅い傷で終戦を迎えられるチャンスは何度もあったのに、どうしてその道を取ってくれなかったのか。なぜ現実を直視してくれなかったのか。いろんな思いの人がいて、それでも葛藤しながら懸命に国や国民を残そうとしてくれた人たちがいてくれたことに心が震えた。1945年8月15日がいちばん長い一日だったと言いたくなる気持ちがすごく分かった。
配信情報
「関心領域」

あらすじ
空は青く、誰もが笑顔で、子どもたちの楽しげな声が聞こえてくる。そして、窓から見える壁の向こうでは大きな建物から煙が あがっている。時は1945年、アウシュビッツ収容所の隣で幸せに暮らす家族がいた。 スクリーンに映し出されるのは、どこにでもある穏やかな日常。しかし、壁ひとつ隔てたアウシュビッツ収容所の存在が、音、 建物からあがる煙、家族の交わすなにげない会話や視線、そして気配から着実に伝わってくる。その時に観客が感じるのは恐怖 か、不安か、それとも無関心か? 壁を隔てたふたつの世界にどんな違いがあるのか?
引用元:Amazon.co.jp「関心領域」
ひとことレビュー
アウシュビッツに隣接する家で暮らす一家を描いた映画。登場人物たちに何か特別なことが起こるわけではないけれど、高いメッセージ性のある作品。 20世紀最悪の民族虐殺が行われていた隣で、絵に描いたような幸せな生活をする家族。銃声の音にも煙突の煙にも反応もしない。何が行われているのか知りながら、あそこで普通の暮らしをするのは今の感覚感では絶対できないだろう。でも、これは過去だけでなく、現在にも当てはまることなのだと思う。
配信情報
ロマンス
「わたしの幸せな結婚」

あらすじ
文明開化もめざましい近代日本。帝都に屋敷を構える名家の長女・斎森美世は実母を早くに亡くし、幼い頃から継母と異母妹から虐げられて生きてきた。日々耐え忍んでやり過ごすだけの彼女に命じられたのは、美しくも冷酷な軍人・久堂清霞との政略結婚だった。
引用元:Amazon.co.jp「わたしの幸せな結婚」
ひとことレビュー
元気いっぱいなイメージの今田美桜ちゃんだけど、役の中では見事な幸薄を演じていて素晴らしかった。どんどん綺麗になっていく美世の姿はまさに和製シンデレラ!美世の心の機微がよく描かれていた分、他の人の心の動きが描き切れていなかったのが残念だった。そしてセットが超豪華!大正ロマンの再現具合が素晴らしい!中盤の少しストーリー展開がおざなりだったけど、スッキリ見せるためには仕方ないのかもしれない。原作ファンとしては大いに楽しめた。
配信情報
「1秒先の彼」

あらすじ
ハジメは京都の生まれ。いつも人よりワンテンポ早く、50m走ではフライング。写真を撮るといつもシャッターチャンスを逃し目を閉じている。彼は高校を卒業して12年間、郵便の配達員だった。レイカも京都の生まれ。いつも人よりワンテンポ遅く、50m走では笛が鳴ってもなかなか走りださない。現在、彼女は大学7回生の25歳。ある日、ハジメの姿をみて既視感をおぼえたレイカ。郵便局でハジメの窓口にいき、胸の名札『皇』の文字を見つめる。街中で路上ミュージシャンに恋に落ちたハジメは、デートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日に。“大切な1日”が消えてしまった…!? 秘密を握るのは、毎日郵便局にやってくるレイカらしい。ハジメは街中の写真店で、目を見開いている見覚えのない自分の写真を偶然見つけるが…。
引用元:Amazon.co.jp「1秒先の彼」
ひとことレビュー
ワンテンポ早い彼とワンテンポ遅い彼女。フレーズに惹かれて観てみたけど、残念ながら登場人物に魅力を感じなくて、作品に入り込むことができなかった。台湾映画のリメイクのようなので、そちらを見てみたい。
配信情報
ホラー
「マリグナント 狂暴な悪夢」

あらすじ
間近で恐ろしい殺人を目撃する悪夢体験に苛まれるマディソン。その連続殺人が現実世界でも起きていく。彼女の秘められた過去につながる“狂暴な悪夢”の正体=Gとは!?
引用元:Amazon.co.jp「マリグナント 狂暴な悪夢」
ひとことレビュー
死霊館シリーズのジェームズ・ワン監督の作品ということで期待して観たけど、さすが。最初の掴みが上手い。ホラーとしては頭を使うストーリーで、ストレートに怖さを感じる作品ではない。『どういうこと?』と90分くらい考え続けるけど、種明かしが予想を超えてきておもしろかった。
配信情報
「インシディアス」

あらすじ
ルネ(ローズ・バーン)と夫のジョシュ(パトリック・ウィルソン)は3人の子供たちと共に新居に引っ越してくる。ところが、引越し後間もなく、おかしな現象が起き始める。屋根裏から不審な音、勝手に配置が変わる物、赤ちゃん用のモニターから聞こえてくる謎の声。そんな時、小学生の息子ダルトン(タイ・シンプスキン)が梯子から落ちて昏睡状態に陥ってしまう。家族はすぐにこの家から引っ越すが、既に見えない“何か”は家でなくジョシュたち家族を狙っていた・・・。原因不明の昏睡状態のダルトンに医者もお手上げ状態に。霊媒師や牧師まで呼び出しルネとジョシュはあらゆる手を尽くしてみるが、状況は悪化の途をたどるばかりだった。“何か”は着実に彼ら一家に近づきつつあった。”何か“の狙いとはいったい・・・?
引用元:Amazon.co.jp「インシディアス」
ひとことレビュー
「インシディアス」シリーズの第一作目。「マリグナント 狂暴な悪夢」に引き続きジェームズ・ワン監督作品を鑑賞。さすが、音や映像でしっかり驚かしてくれた。分かっているのに怖い!おもしろかった。そしてまさかのラスト。あんな風に終わると、続きが見たくてたまらなくなってしまうじゃないか。
配信情報
「ザ・ウォッチャーズ」

あらすじ
地図にない森、ガラス貼りの部屋、見知らぬ3人ー 28歳の孤独なアーティスト ミナは、贈り物を届けるだけのはずだったが、そこに閉じ込められ“謎の何か”に毎晩監視されているー “監視者”は何者なのか?そして何故…?
引用元:Amazon.co.jp「ザ・ウォッチャーズ」
ひとことレビュー
M・ナイト・シャマラン監督の娘 イシャナ・ナイト・シャマランが長編初監督を務めた作品。最初に受ける印象と最後に抱く印象がだいぶ違う作品だった。ストーリーもおもしろいしテンポもよくて、とても見やすい。ただ、個人的にはシャマラン監督の系統を期待していたので、流れが良過ぎて疑問もあまり感じないまま見れてしまったのが少し残念だった。
配信情報
- Amazon Prime Video
U-NEXT
- Hulu
- Netflix
「イマジナリー」

あらすじ
夫と継娘2人と共に暮らしながら、毎晩見る悪夢に苦しんでいた絵本作家のジェシカは、環境を変えるため幼い頃に暮らしたかつての家へと引っ越す事を決める。懐かしさの残る家の地下室で、末の継娘アリスが見つけたのは、古びたテディベアだった。「わたしの親友になってね ずっと一緒だよ」「クマちゃんが “秘密の遊び”をしたいって」新しい友達“チョンシー”に異常な愛情を抱くようになるアリス。最初はただの遊びだと思っていた〈宝探しゲーム〉も次第にエスカレートし、邪悪さを増していく。このテディベアは普通じゃない――そう気づいたとき、衝撃の真実と恐怖が家族に襲いかかる。
引用元:Amazon.co.jp「イマジナリー」
ひとことレビュー
ホラーだと思って見ていたけど、怖さはさほどではなく、中盤からはダークファンタジーの雰囲気が強かった気がする。ラストの展開が驚愕でおもしろかった。ただ、全体的にイマジナリー・フレンドを知らないと理解しにくいかもしれない。
配信情報
「インシディアス 第2章」

あらすじ
家族を襲った悪夢のような恐怖が去り、平和を取り戻したかのように見えたランバート一家。しかし彼らにさらなる恐怖がしのび寄っていた。息子を救うために霊界へ向かったジョシュは、そこから招かざる“何か”を連れ帰ってしまっていたのだ。豹変していく父に怯える家族をさらに追いつめる“何か”は次第にランバート一家に害を及ぼしはじめる。彼らは霊媒師らの助けを借り、“何か”の正体を突き止めるため封印されているジョシュの記憶の世界へと入り込んでいく
引用元:Amazon.co.jp「インシディアス 第2章」
ひとことレビュー
完全に前作の続きなので、復習必須。できるなら続けて観た方が良い気がする。幽霊がたくさん出てきて、途中誰が誰とか思ったけど、謎が明かされ始めるとおもしろくなった。細かい伏線を細かく拾っており、後半の種明かしっぷりは素晴らしかった。でも、昨日観た「イマジナリー」と重なる部分が多く、ホラー要素よりファンタジー要素の方が強い気がする。怖くはなかった。個人的には死霊館の方が好きだった。
配信情報
「インシディアス 序章」

あらすじ
高校卒業を間近に控えたクインは、最近亡くなった母リリーとの霊界交信を求め、霊能者エリーズのもとを訪れる。エリーズは鬱病の夫を一年前に自殺で亡くして以来、仕事から足を洗っていたが、クインに同情し話を聞くうちに、彼女が霊に取りつかれていることに気づく。 演劇学校のオーデションの帰りに車にはねられ、クインは重傷を負う。3週間後、退院し家に戻ったクインに悪霊の魔の手が迫っていた。娘の危機に父親のショーンは、エリーズに助けを求めるが、取りついた悪霊の強さにエリーズは除霊を途中で投げ出してしまう…。
引用元:Amazon.co.jp「インシディアス 序章」
ひとことレビュー
時系列的には1の前。エリーズが狙われていた理由が明らかになるので、その点はおもしろかった。ただ、このシリーズでの幽霊の存在がどんなものなのか、いまいちよく分からなかった。呪われるのに何か理由があるわけでも条件があるわけでもないし、実体もあるしで、『幽霊とは?』と思いながら観ていた。音や映像で驚かせてくれる点はよかったけど、あまり怖くはなかった。
配信情報
- Amazon Prime Video
U-NEXT
- Netflix
コメディ
「シェフ!三ツ星レストランの裏側へようこそ」

あらすじ
超高級フレンチレストラン”カルゴ・ラガルド”は、ベテランシェフ・アレクサンドルのスランプで存続の危機に立たされていた。そんな折、アレクサンドルは天才的な舌を持つペンキ塗りのジャッキー・ボノに出会う。更に素人シェフたちも仲間に加わり、この問題だらけの<寄せ集めシェフ>たちはレストランを守ろうと立ち上がるが…。
引用元:Amazon.co.jp「シェフ!三ツ星レストランの裏側へようこそ」
ひとことレビュー
こだわりの強い2人のシェフの行き当たりばっり奮闘記。主人公2人が自己中過ぎて私は好きになれなかったけど、音楽はとてもよかった。
配信情報
「ブリジット・ジョーンズの日記」

あらすじ
32歳のブリジット・ジョーンズは新年のパーティのため実家に帰り、実家が近い法廷弁護士でバツイチのマーク・ダーシーを紹介される。ブリジットはトナカイ柄のセーターを着たマークに幻滅するが、マークの側もブリジットの生活態度に幻滅し、互いの第一印象は最悪なまま別れる。ロンドンのフラットに戻った彼女は、何をやっても上手く行かない怠惰なシングルトンの自分を変えるため、日記を付け始める決意をする。
引用元:Amazon.co.jp「ブリジット・ジョーンズの日記」
ひとことレビュー
昔見て途中でやめた覚えがあったけど、再挑戦。オシャレな雰囲気と音楽はとても素敵だったけど、ブロンドの女性をステレオタイプ的に描いているし、セクハラとか女性蔑視なシーンが多過ぎる気がして好きになれなかった。ブリジットの母親が言った「やり直せるなら子供なんか産まない」という言葉がとても印象に残った。まさか20年以上前のラブコメでこんな台詞が出てくるとは…人生って難しい。
配信情報
- Amazon Prime Video
U-NEXT
- Hulu
- Netflix
アクション
「Demon City 鬼ゴロシ」
あらすじ
裏社会を震撼させてきた伝説の殺し屋・坂田周平は、愛する妻と娘との平穏な暮らしのため、殺し屋稼業からの引退を決意する。しかしある時、事態は一変。坂田が暮らす地方都市・新条市を裏で牛耳る謎の組織「奇面組」に、愛する家族を殺されてしまう。何よりも大切な妻子を奪われた坂田は復讐を誓い、マサカリ1本を手に取り、敵のアジトに潜入して暴れ回る。ところが、殺されたと思っていた娘のりょうは、奇面組メンバーの伏勘太の慰み者になるため育てられていた。怒りが最高潮に達した坂田は復讐の鬼となり、りょうを取り戻すためにも敵を容赦なく葬っていくが……。
引用元:映画.com「Demon City 鬼ゴロシ」
ひとことレビュー
想像以上にグロかった。グロ過ぎてアクションが霞むくらいグロかった。理屈の通らないありえない展開ばかりだし、登場人物に感情移入する要素が微塵もなくて私は苦手だった。超バイオレンスな映画が好きな人は楽しめると思う。
配信情報
アニメ
「名探偵コナン 14番目の標的」

あらすじ
コナンの身近な人々、目暮警部、蘭の母親の妃英理、阿笠博士が、立て続けに命を狙われるという事件が起こった。犯行現場には謎のキーワードとしてトランプが残されていた。事件の真相を追うコナンたちは、海中レストランへ向かうが、そこには新たなる殺人劇が待ち受けていた……!
引用元:Amazon.co.jp「名探偵コナン 14番目の標的」
ひとことレビュー
コナンくんの映画は、タイトルだけでは全然ストーリーを思い出せなくて、見始めて徐々に内容を思い出す。何度見ても楽しめるのはなぜなのか。ちょっとぶっ飛んでるところがあるからかしら。今回は、犯人の動機がヤバかった。
配信情報
- Amazon Prime Video
U-NEXT
- DMM TV
- ABEMAプレミアム
- Hulu
- Netflix