こんにちは。管理人のキノです。
今回は、2025年に観た映画を紹介します。
次何を観ようかなと迷っている人や、どんな映画を観ているのか気になった方は、ぜひチェックしてみてください。
サスペンス
「カット/オフ」
あらすじ
ある日、検視官のポール(モーリッツ・ブライブトロイ)は運ばれた女性の遺体の頭部に異物を見つける。その中から出てきた紙切れには、彼の娘であるハンナの名前と電話番号が記載されていた。「パパが指示に従わないと私は殺される」と話す娘は、”エリック”を待って指示を受けろと伝える。その後、手がかりを探すために再度電話をかけると、電話口の相手はハンナでもエリックでもない別の女性リンダ(ヤスナ・フリッツィ・バウアー)が出る。彼女は「エリックは死んだ」と語り、その傍らにはエリックの遺体が転がっているのだった。遺体に手がかりを求めて自ら解剖しに向かおうとするが、遺体のある場所ヘルゴラント島は嵐に見舞われ上陸することのできない孤島になってしまっていた。そこでポールはリンダに解剖をするように依頼をするが…。
引用元:Amazon.co.jp「カット/オフ」
ひとことレビュー
テンポがいい。なのに話の展開が全然読めない。言うなれば、キャンバスの両端から同時に絵を描き始めて、何の絵だか推測させられている感じだった。サイコパスでグロテスクでおまけにシリアスな内容だから万人に勧められる映画ではないけど、サスペンスとしてよく出来た作品だと思う。飽きずに引き込まれて観れた。何点か謎のまま終わっている箇所があるので回収してほしかったけど、謎のまま終えてるのもヨーロッパの作品らしいのかもしれない。
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「正体」
あらすじ
日本中を震撼させた凶悪な殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜流星)が脱走した。潜伏し逃走を続ける鏑木と日本各地で出会った沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)そして彼を追う刑事・又貫(山田孝之)。又貫は沙耶香らを取り調べるが、それぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿だった。間一髪の逃走を繰り返す343日間。彼の正体とは?そして顔を変えながら日本を縦断する鏑木の【真の目的】とは。その真相が明らかになったとき、信じる想いに心震える、感動のサスペンス。
引用元:映画「正体」公式サイト
ひとことレビュー
場面場面によって流星くんの印象が全然違っていて驚いた。ストーリーをまとめてしまえば、よくありそうな話。だけど、見ていてこうも苦しいのはなぜなのか。段々過去の出来事が明かされるにつれて、警察の杜撰さや酷さを感じて憤りを感じざるを得ない。何かのきっかけがあれば、人生を転げ落ちるのは一瞬なのだろうか。重たいテーマを扱いつつも温かさを感じる作品だった。おもしろかった。
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ドラマ
「パリタクシー」
あらすじ
パリのタクシー運転手のシャルルは、人生最大の危機を迎えていた。金なし、休みなし、免停寸前、このままでは最愛の家族にも会わせる顔がない。そんな彼のもとに偶然、あるマダムをパリの反対側まで送るという依頼が舞い込む。92歳のマダムの名はマドレーヌ。終活に向かう彼女はシャルルにお願いをする、「ねぇ、寄り道してくれない?」。人生を過ごしたパリの街には秘密がいっぱい。寄り道をする度、並外れたマドレーヌの過去が明かされていく。そして単純だったはずのドライブは、いつしか2人の人生を大きく動かす驚愕の旅へと変貌していく!
引用元:Amazon.co.jp「パリタクシー」
ひとことレビュー
タクシーでパリを巡りながら、老女の半生を振り返る。もっとほんわかした作品かと思いきや、かなり波瀾万丈な重い人生を歩んできたマドレーヌの人生が描かれていた。(さすがフランス映画、ほんわかしただけの作品は作らない!笑)マドレーヌの話を聞いているうちに、シャルルのイライラが収まって、本来のユーモラスな姿が見えてくるのが素敵だった。 悲しいけれど、幸せと不幸は平等に訪れるわけでもなく、必ずしも人生でプラスマイナス0になるわけでもないのだろう。パリの街並みも美しくて、存分に楽しめた。でも、もう少しゆっくり街を眺めたかったなぁ。 最近ホラーやサスペンスが多かったから、こういう雰囲気の作品、新鮮だった。
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歴史
「ミッドウェイ」
あらすじ
1941年12月7日の日本軍による真珠湾への奇襲攻撃。大打撃を受けたアメリカ海軍は、新たな太平洋艦隊司令長官に、兵士の士気高揚に長けたチェスター・ニミッツを立てた。真珠湾の反省から、日本軍の暗号解読など情報戦に注力したアメリカ軍。次の目的地をミッドウェイと分析し、限られた全戦力を集中した逆襲に勝負を賭ける。遂に、アメリカ軍のカリスマパイロット、ディック (エド・スクライン) 率いる爆撃機が出撃。空母、軍艦、潜水艦、戦闘機など、あらゆる近代兵器を駆使した壮絶な激突へのカウントダウンが始まった──。
引用元:Amazon.co.jp「ミッドウェイ」
ひとことレビュー
ミッドウェイ海戦を主にアメリカ側の視点から描いた作品。ただし、日本側の視点も織り込まれており、極端に偏った描き方ではなかったため、双方の思いを考えながら観れた。戦闘シーンはすごい迫力で、手に汗握るシーンばかりだった。でも、私が一番印象的だったのはエンドロール。実際の人物の写真が出てきて、これは本当にあったことなんだと改めて実感して、胸に込み上げるものがあった。戦争で失われた命に報いるような平和な世界はいつか実現できるのだろうか。
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- Amazon Prime Video
- U-NEXT
- DMM TV
- Hulu
- Netflix
「オッペンハイマー」
あらすじ
第二次世界大戦下、アメリカで立ち上げられた極秘プロジェクト「マンハッタン計画」。これに参加したオッペンハイマーは、優秀な科学者たちを率いて、世界で初となる原子爆弾の開発に成功する。しかし原爆が実戦で投下されると、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深く苦悩するようになる。やがて冷戦がおこり、激動の時代の波に、オッペンハイマーはのまれてゆくのだった―。
引用元:Amazon.co.jp「オッペンハイマー」
ひとことレビュー
オッペンハイマーの半生を描いた作品。原爆を生み出した苦悩が主に描かれているかと思っていたけど、主題はオッペンハイマーの半生そのものだったように思う。戦時中のアメリカ国内の政治や国際競争下における競争圧力、それに翻弄されるオッペンハイマーが主に描かれていた気がする。おもしろいかと言われるとそうでもなかったけれど、いろいろと考えさせられる作品であることは間違いなかった。日本人としては怒りがこみ上げるシーンもあったし、自分の主観がものすごく入ってしまって作品自体に没入しにくかった。
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「日本のいちばん長い日」
あらすじ
太平洋戦争末期、戦況が困難を極める1945年7月。連合国は日本にポツダム宣言受諾を要求。降伏か、本土決戦か―――。連日連夜、閣議が開かれるが議論は紛糾、結論は出ない。そうするうちに広島、長崎には原爆が投下され、事態はますます悪化する。“一億玉砕論”が渦巻く中、決断に苦悩する阿南惟幾(あなみ これちか)陸軍大臣(役所広司)、国民を案ずる天皇陛下(本木雅弘)、聖断を拝し閣議を動かしてゆく鈴木貫太郎首相(山﨑努)、首相を献身的に支え続ける迫水久常書記官(堤真一)。一方、終戦に反対する畑中健二少佐(松坂桃李)ら青年将校たちはクーデターを計画、日本の降伏と国民に伝える玉音放送を中止すべく、皇居やラジオ局への占領へと動き始める・・・。
引用元:Amazon.co.jp「日本のいちばん長い日」
ひとことレビュー
1945年戦況が急激に悪化してから終戦までをテンポ良く描いた作品。後世にいる者の立場で見ると、当時の無知と精神論に憤りを感じる。もう少し浅い傷で終戦を迎えられるチャンスは何度もあったのに、どうしてその道を取ってくれなかったのか。なぜ現実を直視してくれなかったのか。いろんな思いの人がいて、それでも葛藤しながら懸命に国や国民を残そうとしてくれた人たちがいてくれたことに心が震えた。1945年8月15日がいちばん長い一日だったと言いたくなる気持ちがすごく分かった。
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ロマンス
「わたしの幸せな結婚」
あらすじ
文明開化もめざましい近代日本。帝都に屋敷を構える名家の長女・斎森美世は実母を早くに亡くし、幼い頃から継母と異母妹から虐げられて生きてきた。日々耐え忍んでやり過ごすだけの彼女に命じられたのは、美しくも冷酷な軍人・久堂清霞との政略結婚だった。
引用元:Amazon.co.jp「わたしの幸せな結婚」
ひとことレビュー
元気いっぱいなイメージの今田美桜ちゃんだけど、役の中では見事な幸薄を演じていて素晴らしかった。どんどん綺麗になっていく美世の姿はまさに和製シンデレラ!美世の心の機微がよく描かれていた分、他の人の心の動きが描き切れていなかったのが残念だった。そしてセットが超豪華!大正ロマンの再現具合が素晴らしい!中盤の少しストーリー展開がおざなりだったけど、スッキリ見せるためには仕方ないのかもしれない。原作ファンとしては大いに楽しめた。
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「1秒先の彼」
あらすじ
ハジメは京都の生まれ。いつも人よりワンテンポ早く、50m走ではフライング。写真を撮るといつもシャッターチャンスを逃し目を閉じている。彼は高校を卒業して12年間、郵便の配達員だった。レイカも京都の生まれ。いつも人よりワンテンポ遅く、50m走では笛が鳴ってもなかなか走りださない。現在、彼女は大学7回生の25歳。ある日、ハジメの姿をみて既視感をおぼえたレイカ。郵便局でハジメの窓口にいき、胸の名札『皇』の文字を見つめる。街中で路上ミュージシャンに恋に落ちたハジメは、デートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日に。“大切な1日”が消えてしまった…!? 秘密を握るのは、毎日郵便局にやってくるレイカらしい。ハジメは街中の写真店で、目を見開いている見覚えのない自分の写真を偶然見つけるが…。
引用元:Amazon.co.jp「1秒先の彼」
ひとことレビュー
ワンテンポ早い彼とワンテンポ遅い彼女。フレーズに惹かれて観てみたけど、残念ながら登場人物に魅力を感じなくて、作品に入り込むことができなかった。台湾映画のリメイクのようなので、そちらを見てみたい。