こんにちは。管理人のキノです。
【Review】では、最近読んでおもしろかった作品をご紹介しています。
今回ご紹介するのは、小説「あしながおじさん」(ジーン・ウェブスター著)です。
この小説は孤児院育ちの女の子が大学へ進学し、教養ある大人の女性へと成長する姿が書簡形式で描かれています。
20世紀初頭から読み続けられている名作なだけあって、手元に置いて何度も読み返したくなる作品でした。
この本を読めば、前向きなジュディに感化されて、読む前より元気になっているはず!
あらすじ
孤児院で育ったジュディの人生に、とびきりのチャンスと幸せが舞い込んできた。名を名乗らない裕福な紳士が、奨学金を出して彼女を大学に通わせてくれるという。ただし条件がひとつ。毎月、手紙を書いて送ること。ジュディは謎の紳士を「あしながおじさん」と呼び、持ち前のユーモアがあふれた手紙を書き続けるのだが――。最高に素敵なハッピーエンドが待ち受ける、エバーグリーンな名作。
引用元:新潮社「あしながおじさん」
おすすめ度&おすすめしたい人
おすすめ度 ★★★★☆ |
- 幸せに生きるヒントが欲しい人
- 元気になれる本を探している人
- 赤毛のアンが好きな人
感想
素直な感想は?
さすが名作!メッチャいい本!
すごく元気になれる本でした。
手紙を読む形で進んでいくからか、ジュディの天真爛漫で遊び心のある人となりがダイレクトに伝わってくる点もよかったです。
明るくて、空想好きで、小さな幸せを見つけるのが上手なジュディ。
そんなジュディの内面を表している、私の1番好きな文章がこちら。
こういう視点を持っているからこそ、孤児院出身で大変なこともたくさん経験しているはずなのに、彼女の目を通すと世界がすごく素敵な場所に見えるのでしょうね。
幸せになるために何か特別なことを求めがちだけど、日々の出来事の中からどれだけ幸せを感じられるかが大事なのだと教えられました。
また、「あしながおじさん」は『シンデレラストーリ』と評されることもありますが、当時の社会問題や男女の差、女性が自立しようと奮闘する姿も描かれており、助けてくれる王子様を待っているだけの単純な『シンデレラストーリー』ではありません。
孤児で何の財産も持っていなかったジュディが、大学で知識と教養を身につけていき、自立心あふれる女性になっていく姿が描かれているのですが、これがとてもカッコいい!
支援者であるおじさまに対しても、自分の思っていることをハッキリ言ってケンカを売る姿もとても素敵でした。笑
舞台となっている時代や主人公の生い立ちや性格など、「赤毛のアン」と似ている部分もあるので、同じような世界観が好きな人は楽しんで読める作品だと思います。
感想メーター
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まとめ
今回は、小説「あしながおじさん」(ジーン・ウェブスター著)を紹介しました。
児童書や絵本などが有名なのであらすじを知っている人も多いかと思いますが、実際に文章を読むことで、幸せに生きるヒントと元気をもらえる作品です。
また、20世紀初頭のアメリカの人々の暮らしぶりを感じ取ることができるため、赤毛のアンの世界観が好きな人にもおすすめです。
気になった方は、ぜひ手に取って読んでみてください。