こんにちは。管理人のキノです。
みなさんは『心地よい暮らし』に興味はありますか?
私はここ数年、ほとんどの時間を家で過ごしていたにもかかわらず、家は10年前に引っ越してきた時のままでした。
10年経てば必要な物も変わるし、不要な物も出てききます。
何だかしっくりこなくて、『今の自分に合ってないかも…』と思っていました。
『居心地のいい家にしたい!』
と夢見ながらも、何から手をつけたらいいのか分からなかったので、本にヒントをもらうことにしました。
(本好きあるあるですね。笑)
そうして私は『心地よい暮らし』のヒントになりそうな書籍を読み始めました。
その数30冊以上…
今回はその中から、暮らしを見直すのに実際に役に立ったおすすめの本を7冊ご紹介します。
- 心地よい暮らしに憧れているけど、何をすればいいのか分からない人
- 何となく満ち足りてなくて、今の生活を変えたいと思っている人
- 自分にとっての心地よさを理解したい人
暮らしを見直すきっけけをくれた本
「私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE」安達茉莉子
あらすじ
これは、ひとりよがりの贅沢ではない。--ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。
日常において、とても些細なことだけれど、気にかかっていること。タオルやシーツ、ゴミ箱、セーター、靴、本棚……。これでいいやで選んできたもの、でも本当は好きじゃないもの。それらが実は、「私」をないがしろにしてきた。淀んだ水路の小石を拾うように、幸せに生活していくための具体的な行動をとっていく。やがて、澄んだ水が田に満ちていく。――ひとりよがりの贅沢ではない。それは、ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。それが“私”の「生活改善運動」である。
手づくりのZINEとしては異例のシリーズ累計五千部を記録した大人気エッセイ『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』を、5万字の書下ろしとともに再構成。待望の単行本化
引用元:版元ドットコム「私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE」安達茉莉子(三輪舎)
私が『心地よい暮らし』を目指すきっかけになった本です。
この本を読んで問いかけられたのは『適当に選んだ、大して好きでもない物に囲まれて生活していないか』ということでした。
自分の家を見渡してみると、好きじゃないものがたくさんあってビックリ。
『これでいいや』と妥協して選んだ物ばかりの空間より、『これがいい』と吟味して選んだ物に囲まれた空間の方が、幸せを感じられる。
『これでいいや』じゃなくて『これがいい』を実践して、『好きに溢れた心地の良い家にしよう!』と思わせてくれた1冊です。
自分の理想の暮らしを知るのに役立った本
「フランス人は10着しか服を持たない」ジェニファー・L・スコット
あらすじ
間食はせず、食事を存分に楽しむ。上質な物を少しだけ持ち、大切に使う。日常のなかに、ささやかな喜びを見つける。典型的なカリフォルニアガールだった著者は、フランスの貴族の家にホームステイすることになる。その家を取り仕切るマダム・シックから学んだ、毎日を”特別な日”のように生きること。
引用元:版元ドットコム「フランス人は10着しか服を持たない」ジェニファー・L・スコット(大和書房)
日々を気持ちよく、素敵に生きるためのコツが書かれている本です。
きちんと味わって食事を楽しむ。
素敵な気分になれる洋服を着る。
家をお気に入りの物で満たす、
おざなりにしがちな日々の暮らしを素敵な気分で過ごせるよう意識するからこそ、それがその人のスタイルになるのだと気付かされました。
流行に流されずに自分が素敵だと思える生活がしたい人におすすめの1冊です。
「パリのキッチンで四角いバゲットを焼きながら」中島たい子
あらすじ
長年フランスを敬遠していた私だったが、40代半ばを過ぎて、パリ郊外に住む叔母ロズリーヌの家に居候することに。毛玉のついたセーターでもおしゃれで、週に一度の掃除でも居心地のいい部屋、手間をかけないのに美味しい料理……。彼女は決して無理をしない。いつだって自由だ。パリのキッチンで叔母と過ごして気づいたことを綴ったエッセイ。
引用元:版元ドットコム「パリのキッチンで四角いバゲットを焼きながら」中島たい子(幻冬舎)
自分なりのこだわりを持つことが、日々の暮らしを豊かにするのだと教えてくれた本です。
毛玉のついたセーターも壊れたサングラスも平気で身につけるけど、洋服を買う時は納得いくまで何度も試着をする。何でも買って済ませずに、好みのものを自分で作る。
全てを『丁寧に』する必要はなくて、自分が好きなもの・こだわりたいものを少しだけ手間をかけて楽しむ。そういう暮らしが私にとっての理想の暮らしだなと、この本を読んで気付きました。
「シンプルに生きる 人生の本物の安らぎを味わう」ドミニック・ローホー
あらすじ
シンプルな生き方を実践すると、人生は上質なものとなり、揺るぎのない幸福があなたを包みだします。
シンプルな生き方を選ぶ人イコール、ミニマリストの秘訣は、「良いものをより良いものと交換することを躊躇しない」「ものを処分したり他人にあげたりすることに罪悪感を抱かない」「自分の家が火事になったと想定し、まずなにを買うべきかリストを作ってみる」「時間をかけて本物だけを揃える」「欲求と必要の違いを区別できるようにする」などなど、生活の基本にしたいことばかり。ワードローブひとつとっても、次々と買い求め着ない服に埋もれていてはセンスは磨けません。同様に、時間も、お金も人づきあいも、シンプルな視点でとらえることで、今日から自分の可能性を再発見できるのです。
引用元:版元ドットコム「シンプルに生きる 人生の本物の安らぎを味わう」ドミニック・ローホー(講談社)
物を持つことに対して、自分なりの考え方を持つ重要性を教えてくれた本です。
『自分が必要とするものの限度を知りましょう』
『自分が生活になにを求めているのか、一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか』
たくさんの物を持っているより、本当に好きなものを自分が管理できる程度に持っている方が私は心地が良いなと気付かされました。
「日本で、ヒュッゲに暮らす」イェンス・イェンセン
あらすじ
北欧デンマーク流ライフスタイル
“ヒュッゲ”で心地よく暮らすアイデア家具・食事・時間の工夫で変わる
日本で“ヒュッゲ” を感じて豊かに生きるヒントがいっぱい
デンマーク+日本の混合ヒュッゲで暮らしをもっと楽しもうイェンスさんは、気候が穏やかで食べ物がおいしく、ヒュッゲな気分になれる日本を愛するデンマーク人。
引用元:Amazon.co.jp「日本で、ヒュッゲに暮らす」イェンス・イェンセン(パルコ)
本書では、日本で「ヒュッゲする」文化を上手に取り入れた、日本人のためのヒュッゲな暮らしをご紹介。
デンマーク流のヒュッゲの工夫に、「こたつ」、「お鍋パーティー」、「銭湯」など、イェンスさんお気に入りの日本のヒュッゲを融合した日本に根付いたヒュッゲの実践的なアイデアです。
ヒュッゲとはデンマーク語で『居心地がいい空間』や『楽しい時間』のことです。それを日本で実践する様子を綴ったのがこのエッセイ。
日光浴をしたり、ゆっくりお風呂に入ったり、家具を自分好みに育てたり、休みの日にパンケーキを食べたり。
この本にはイェンセンさんが日本で実際に行っているヒュッゲな行動がたくさん書かれているのですが、心地がいい空間や楽しい時間を作るために、特別なことをする必要はないのだと教えてもらいました。
『我が家にとってのヒュッゲは何だろう?』と、自分たちにとってのちょっとした幸せを考えるきっかけをくれる本です。
心地よい空間を作るヒントをくれた本
「200着の服を8割減らしたらおしゃれがずっと楽しくなった」ponpoco
あらすじ
人気ブログ『ぜいたくゆるミニマリスト』初の書籍化。元浪費家が失敗から学んだ、無理しないミニマルライフの極意を紹介。
30代、2児の母。狭小住宅でコンパクトな暮らしを楽しむponpocoさん。おしゃれ大好き、買い物大好きで、20代の頃は浪費家だったといいます。カルティエの時計やバーキンなどブランド物を買う→使いこなせず手放す、などの失敗も繰り返してきました。結婚後、ミニマリストに目覚め、徐々にモノを減らすことに成功。200着あった服を8割以上減らし、現在手持ちの洋服は30着以下。「稼働率100%のワードローブ」でおしゃれを楽しんでいます。
「余計なモノと執着心を手放したことで、自分らしさが見えてきました」と語るponpocoさん。今すぐ真似したい、ファッション、暮らし、心の持ち方をつづった一冊です。
引用元:版元ドットコム「200着の服を8割減らしたら おしゃれがずっと楽しくなった」ponpoco(扶桑社)
クローゼットを整理するにあたり、読んだ本です。
モノを捨てる基準や選ぶ時のポイントが書かれているので、とても参考になりました。
知り合いに会いたくないと感じる服は捨てる。
安くても高くても、吟味してから買う。
ちょっと欲しいモノではなく、本当に欲しいモノを買う。
この本を読んで『まだ使えるのにもったいない』と捨てられずにいた物を処分することができました。
「ここちよさの建築」光嶋裕介
あらすじ
「自分」だけの住まいの幸福論
オンラインで人とつながることが増え、多くの時間を家で過ごすようになった今、私たちがより幸せに住まうためにはどうすればいいのか。本書では「建築と建物の違い」「建築を形作る用・強・美」 など、建築家が重視する「建築のそもそも」を学ぶことで、自分の住まいのあり方を捉え直していく。その上で、「好きなものを集める」「ホッとする空間をつくる」「手入れする」など、身近なところから「ここちよい住まいの作り方」を提案する、実践的入門書。
引用元:版元ドットコム「ここちよさの建築」光嶋裕介(NHK出版)
心地よい空間を作りたいけど、何をどうしたらいいのか分からない!と思って手に取った本です。
「ここちよさの七つの条件」がとても参考になりました。
(下記に詳しい内容を書いているので、気になった人は参照してください。)
まずは自分が心地よく感じる広さ、匂い、肌触りなど、自分の好みを理解すること。そして、身近な空間を丁寧に手入れしていくことが大事なのだと教えてもらいました。
- ホッとする
- 好きなものを集める
- 思いを馳せる(神棚や窓など)
- 何かしたくなる
- 変化する(本棚や観葉植物など)
- 愛着を持つ(手間をかける)
- 他者を招く
まとめ
今回は暮らしを見直すために役に立った本7冊をご紹介しました。
私はこの7冊の本を通じて『自分がどんな暮らしを望んでいるのか』を知ることができました。
1冊でも気になる本があれば、ぜひ手に取って読んでみてください。
今の生活を変える第一歩になるかもしれません。
この記事が、少しでも『暮らし見直したい』と思っている人の参考になれば幸いです。