こんにちは。管理人のキノです。
2024年に引き続き、2025年に読んだ本をひとことレビューと共に紹介します。
何を読もうか悩んでいる人や、どんな本を読んでいるのか気になった方は、ぜひチェックしてみてください。
ミステリー
「薬屋のひとりごと 15」日向夏

あらすじ
翡翠牌の持ち主である皇族の末裔を追う中で、猫猫たちは禁書でありながら優れた医学書でもある『華佗の書』を手に入れた。傷んだその書が復元されるのを待つうち、医官たちは抜き打ち試験を受けさせられる。猫猫は試験に合格して養父である羅門の下で投薬実験を行うことになり、羅門から医術について学べることを喜ぶが、その実験は大掛かりであり、市井の病人たちを使うというものだった。薬が効かぬ者は、場所を移されて外科手術が行われるというのだが—–。
引用元:版元ドットコム「薬屋のひとりごと 15」日向夏(主婦の友社)
ひとことレビュー
久しぶりに一気読み。『何でコレこんなに面白いの!』というくらい面白かった。主上と阿多の関係、壬氏の秘密、そしてそれに巻き込まれる猫猫(ただし周囲の守りあり)。そして毎度おなじみ、終盤のニヤニヤ。壬氏の台詞が男前過ぎる!なんか5歳くらい若返った気がする(笑)Web版も読んでるけど、早く16巻が読みたい。
「アンデッドガール・マーダーファルス 4」青崎有吾

あらすじ
輪堂鴉夜が、生首でも、不死でもなかった時代。
引用元:版元ドットコム「アンデッドガール・マーダーファルス 4」青崎有吾(講談社)
偉大なる師と共に過ごした黄金の日々。
今や彼女の他にそれを知るものは天の星のみ。
ひとことレビュー
鳥籠使い一行の過去が描かれた短編集。小泉八雲や安倍晴明など、実在・架空の有名人が出てきて楽しかった。津軽の半生が思いの外重たくて、どうして見世物小屋にいたのかが理解できた。ヘラヘラの笑顔の陰に、あんな悲惨な過去があったなんて…。凄惨なストーリーもあるのに陰鬱としないところがすごい。喜劇的ですらあって、まさにタイトルを体現したストーリーだった。
「遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠」桑原水菜

あらすじ
永倉萌絵が勤める亀石発掘派遣事務所には、絶対的エースがいる。世紀の発見を繰り返し、天才発掘師と名高い西原無量、その人だ。奈良の古墳から出土した宝玉をめぐり、無量たちの周囲に暗い影が迫る!
引用元:版元ドットコム「遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠」桑原水菜(KADOKAWA)
ひとことレビュー
序盤は萌絵を好きになれなくて、物語に入り込めなかった。でも、内容が記紀に及ぶと俄然おもしろく感じて、語り手が無量になってからは物語に引き込まれた。古代の出土品を発見し、古代の謎を解く手がかりが出てくる頃にはすっかり夢中になって、ページを巡る手が止まらなかった。古代史の謎もだけど、殺人事件の方も読み応え抜群。早く2巻が読みたい。
「遺跡発掘師は笑わない 出雲王のみささぎ」桑原水菜

あらすじ
天才と呼ばれる若き発掘師・西原無量が派遣されたのは、島根県出雲市にあるいわくつきの神域。無量が青銅製の髑髏を掘り当てた途端、地元名家の跡継ぎが発掘現場で遺体で見つかり……。シリーズ第2弾!
引用元:版元ドットコム「遺跡発掘師は笑わない 出雲王のみささぎ」桑原水菜(KADOKAWA)
ひとことレビュー
地名やら出土品やら慣れない名称だらけで難しいけど、古代史はおもしろい。史実を証明する物証が乏しく、記紀に神話と事実が混ざり合っているから、解釈の余地が大きいせいかも。神話の中から史実を探るのにロマンを感じる。現代の事件の犯人は予想の範囲内だったけど、事件の裏にある過去に驚愕。長い歴史のあるものには、輝かしい栄光と共に血塗られた過去もあるのかもしれない。
「チェスナットマン」セーアン・スヴァイストロプ

あらすじ
コペンハーゲンで若い母親を狙った凄惨な連続殺人事件が発生。被害者は身体の一部を生きたまま切断され、現場には栗で作った小さな人形“チェスナットマン”が残されていた。人形に付着していた指紋が1年前に誘拐、殺害された少女のものと知った重大犯罪課の刑事トゥリーンとヘスは、服役中の犯人と少女の母親である政治家の周辺を調べ始めるが、捜査が混迷を極めるなか新たな殺人が起き――。
引用元:Amazon.co.jp「チェスナットマン」セーアン・スヴァイストロプ(ハーパーコリンズ・ジャパン)
ひとことレビュー
北欧ミステリー、映画ではよく見るのに小説では初めて読んだ。長い!でも予想外の展開でおもしろかった。優れた警察官でもすんなり事件解決とはいかないところがいい。自分を擦り減らしながら立ち向かう様がすごくリアルだった。陰鬱な雰囲気や複数の視点が絡み合う複雑さ、なかなか進展しない捜査などスッキリ読める感じではないけど、それがまた北欧ミステリー小説っぽさなのかもしれない。
「卑弥呼の葬祭 天照暗殺」高田崇史

あらすじ
高千穂の夜神楽の真っ只中で男性の首なし死体が発見された。一方宇佐神宮では御霊水の井戸に禍々しいものが……。その九州で「卑弥呼の調査に行く」と言ったまま行方不明の従弟・漣を追う萬願寺響子。実在する凶首塚古墳、百体神社の謎。奇妙な天岩戸伝説と隠蔽された事件とは。そして天皇家が鎮魂の儀式を続けてきた真の理由とは。この国の黎明に何があったのか。瞠目の古代史ミステリー。
引用元:版元ドットコム「卑弥呼の葬祭 天照暗殺」高田崇史(新潮社)
ひとことレビュー
古代史難しい。でも、おもしろい。現実の殺人事件の進展は遅めだけど、古代史の謎には大いにワクワクさせてくれる。終盤に全ての謎の解説があるので、疑問点を書き残しておけばよかったと少し後悔。(肝心の謎解きの部分、謎自体が何だったのかが分からなくなってしまう。苦笑)神様も盛りだくさんで知らないことだらけだったけど、それがまたおもしろかった。QEDに関係する登場人物が出てくるので、QEDや毒草師シリーズを読んでいた方がより楽しめるかもしれない。
「フォークロアの鍵」川瀬七緒

あらすじ
羽野千夏は、民俗学の「口頭伝承」を研究する大学生。“消えない記憶”に興味を持ち、認知症グループホーム「風の里」を訪れた。出迎えたのは、「色武者」や「電波塔」などとあだ名される、ひと癖もふた癖もある老人たち。なかでも「くノ一」と呼ばれる老女・ルリ子は、夕方になるとホームから脱走を図る強者。ほとんど会話が成り立たないはずの彼女が発した「おろんくち」という言葉に、千夏は妙な引っ掛かりを覚える。記憶の森に潜り込む千夏と相棒の大地。二人を待っていたものは……!
引用元:版元ドットコム「フォークロアの鍵」川瀬七緒(講談社)
ひとことレビュー
民俗学を学ぶ大学院生が口頭伝承の研究のために老人ホームを訪れて…という話。前半は民俗学らしさもミステリーらしさもあまり感じられなかったけど、中盤から民俗学ミステリー要素がググッと高まって面白かった。ゾクゾク感がたまらない。また、入所者たちのメチャクチャなのに筋が通った話がとてもおもしろかった。前半から民俗学風味強めだと、もっと好みだったと思う。
「遺跡発掘師は笑わない まだれいなの十字架」桑原水菜

あらすじ
天才・西原無量が派遣された島原のキリシタン遺跡で、天正遣欧少年使節ゆかりとみられる黄金の十字架が出土。しかしそれは仕込まれた遺物だった。捏造工作の裏に隠された陰謀とは!? シリーズ第3弾!
引用元:版元ドットコム「遺跡発掘師は笑わない まだれいなの十字架」桑原水菜(KADOKAWA)
ひとことレビュー
今回の舞台は長崎南島原のキリスト教の関連遺跡。取り扱う歴史がキリシタン大名が名を馳せた頃から島原の乱辺りなので、前2作より近くて分かりやすかった。スラスラ読めるけど、不思議と前回までの分からない感じが恋しかったりもする。武士が主人公の本は読んできたけど、キリシタンを題材にした作品には全く触れてこなかったので、すごく新鮮だった。史実としてはしっていたけど、あの穏やかな長崎県で、凄惨な出来事があったなんて…。きちんと残されるのは勝者の歴史で、負けた側の歴史は歪められたり、消されてしまう。そんな視点も持って、学生時代に歴史を学べたらよかったのになと思った。最後に無量の本心が分かってニヤニヤ。萌絵と無量の今後の関係性が楽しみ。そして、忍のこれからの選択が気になる。
「毒草師 QED Another Story」高田崇史

あらすじ
『伊勢物語』になぞらえて、<毒草師>御名形史紋(みなかたしもん)が、密室からの連続失踪事件を解き明かす!「恐ろしいのは毒草ではなくて人間です」。名家・鬼田山家で、「1つ目の鬼を見た」と言い残し、施錠された離れから家人が次々と失踪する事件が発生。さらに長男・柊也が何者かに毒殺され……。関係者全員を前に、古今東西の薬と毒に精通した<毒草師>を名乗る男・御名形史紋が、鮮やかすぎる推理を披露する!
引用元:Amazon.co.jp「QED Another Story 毒草師」高田崇史(講談社)
ひとことレビュー
今まで読んだ高田作品の中で圧倒的に読みやすかった。西田がポンコツだからかしら?(笑)「伊勢物語」になぞらえて事件が起こるというよりは、なぞらえて解き明かしていく感じだった。平安時代はあまり興味を持てずにいるけど、何か1つ読み始めるとおもしろいものなのだろうか。気になる。そして和歌の解釈が深かった。半分過ぎた辺りから民俗学要素が出てきておもしろくなってきたけど、終盤になるまで現実の事件はあまり展開していかないので、ミステリーとしてはちょっと物足りない気がした。
「化学探偵Mr.キュリー6」喜多喜久

あらすじ
四宮大学にアメリカから留学生が来ることになった。彼女は十六歳で大学に入った化学の天才エリー。沖野の研究室で天然素材「トーリタキセルA」の全合成に挑むことになるが、天才コンビ沖野&エリーにしても最終段階で合成に失敗してしまう。原因を調べていくと、大学内でのきな臭い事情が絡んでいることが見えてきて?シリーズ初の長編登場。
引用元:版元ドットコム「化学探偵Mr.キュリー6」喜多喜久(中央公論新社)
ひとことレビュー
半年放置していたけど、続きが読みたくなって着手。今回は短編ではなく、1冊通して1つのお話が描かれていた。珍しく悩む沖野先生が人間らしくていい。ラストが素敵で泣きそうになった。この読後感好き。今年中にシリーズ制覇したい。
「サロメの断頭台」夕木春央

あらすじ
全ての謎が解けるとき、『サロメの断頭台』が読者を待つ。
天才芸術家の死、秘密を抱えた舞台女優、盗作事件に贋作事件、そして見立て殺人。大正ミステリを描き抜く『方舟』著者の本格長編。
油絵画家の井口は、元泥棒の蓮野を通訳として連れて、祖父と縁のあったオランダの富豪、ロデウィック氏の元を訪ねた。
引用元:版元ドットコム「サロメの断頭台」夕木春央(講談社)
美術品の収集家でもあるロデウィック氏は翌日、井口のアトリエで彼の絵を見て、「そっくりな作品をアメリカで見た」と気が付いた。
未発表の絵を、誰がどうして剽窃したのか?
盗作犯を探すうちに、井口の周りで戯曲『サロメ』に擬えたと思われる連続殺人が発生してーー
ひとことレビュー
ワイルドの「サメロ」に続き読んでみた。大正時代を舞台にに画家の主人公と元泥棒の相方が盗作・贋作・殺人事件に挑むという設定に惹かれて、続きが気になってページをめくり続けた。のだけれど、作品に没入するのが難しい。驚愕の展開、衝撃の結末を経て気付いた。苦手なタイプの作品だった…(苦笑)。しかし、それでも最後まで目が離せないところに、この作品の魅力があるのかも。好きじゃないのに最後まで苦痛なく読めるという不思議体験だった…
「遺跡発掘師は笑わない 悪路王の右手」桑原水菜

あらすじ
若き天才発掘師・無量が陸前高田の神社跡で掘り当てた、指が三本しかない右手の骨。地元では「鬼の手では」と噂される。一方、平泉にいた忍は出土品の盗難に遭遇。そこには“悪路王参上”の文字が残されていて──。
引用元:版元ドットコム「遺跡発掘師は笑わない 悪路王の右手」桑原水菜(KADOKAWA)
ひとことレビュー
今回の舞台は震災後の陸前高田と平泉。読んでいて心が痛かった。縄文時代の出土品から始まり、平安時代の蝦夷討伐の謎に話が展開していく。平安時代はあまり興味がなくて知らないことばかりだけど、こうして物語として読んでみるとおもしろい。古代史、奥が深い。この巻で事件解決かと思いきや、次巻に続く…だった。続きが気になる。
お仕事小説
「ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人8」小湊悠貴

あらすじ
横浜山手のクラシカルホテル「猫番館」。このホテル専属のパン職人・紗良と、コンシェルジュの要が付き合い始めて四ヵ月。ふたりは静かに仲を深めていたのだが、紗良の祖父で高瀬家の当主・勇雄に交際を知られてしまう。よりによって、ふたりで結婚式場に入っていくところを見られてしまったらしい。それは5月に猫番館で行われるブライダルフェアのリサーチのためだったのだが、驚いた勇雄は、紗良の父や、叔父の誠を呼びつけて、「紗良の相手について見極める」と言い出しているらしく……!?
引用元:版元ドットコム「ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人8」小湊悠貴(集英社)
一方、就職活動を始めた猫番館の厨房スタッフは進路に悩んでおり……?
さらに、マリッジブルーのお客様を励ます妙薬とは……?
「猫番館」へのLast check-in、涙とたくさんの笑顔をお届けいたします。
ひとことレビュー
2025年1冊目の読了本。横浜山手のホテルを舞台にした優しくて美味しいシリーズの完結編。なかなか本心を見せない要の心の内を覗けてニヤニヤ。そして今回もパンがとても美味しそう!無性にシナモンロールが食べたくなった。これが最後だと思うと寂しいけど、おいしくてほっこり優しいこの物語に出会えてよかった。
「福も来た パンとスープとネコ日和」群ようこ

あらすじ
こころと身体にとっても優しいサンドイッチとスープのお店、ますます元気に営業中!つらいこともあるけれど、アキコは相棒のしまちゃんと周りの温かい応援のもと、マイペースで店を切り盛りしています。待望の第2弾、書き下ろし。
引用元:版元ドットコム「福も来た パンとスープとネコ日和」群ようこ(角川春樹事務所)
ひとことレビュー
サンドイッチとスープがとてもおいしそう。1巻の悲しい出来事を経て、何とか日常を営んでいるアキコの姿に安心した。何かあった時、あそこに行って食事をしようと思える場所が近所にあったらすごく素敵だろうな。苦しいこともあるし、自信をなくすこともあるけれど、根っこの部分が揺らがなければ大丈夫。2巻は楽し気な終わり方をしたので、安心して3巻を読めそう。
「優しい言葉 パンとスープとネコ日和」群ようこ

あらすじ
お客さん、笑って幸せな顔してるね。サンドイッチとスープのお店を楽しく営むアキコの家に、兄弟猫がやってきて-ドラマ化でも話題になった「パンとスープとネコ日和」書き下ろし、第3弾。
引用元:版元ドットコム「優しい言葉 パンとスープとネコ日和」群ようこ(角川春樹事務所)
ひとことレビュー
まさにタイトル通り「ネコ日和」な日々が描かれていた。変わりなく毎日は過ぎていくようで、確実に変わっていく。変化を拒むのではなく、受け入れられる人は素敵だなと思った。最後、幸せなサプライズで終わったので、次巻を読むのが楽しみになった。
「古本食堂 新装開店」原田ひ香
あらすじ
さみしい時もうれしい時も本はいつだって、寄りそってくれる。大ロングセラー『古本食堂』が満を持して、新装開店。美味しいごはんとあなたの物語がここに!
珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。親戚の美希喜(20代)が右腕だ。作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性など、いろいろなお客さんがやって来る。てんぷら、うなぎ、カレー……神保町の美味しい食と思いやり深い人々、人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。
引用元:版元ドットコム「古本食堂 新装開店」原田ひ香(角川春樹事務所)
ひとことレビュー
細かいストーリーをかなり忘れていて、この人誰だったっけ…?となってしまった。今回は新しい挑戦を経て、これからどう進んでいくかを描いていた。どんどん前に進みたい美希喜ちゃんと、じっくり腰を据えたい珊瑚さん。仕方ないよね、若い時と歳を経てからでは、求めるものが違うのだから。しかしながら、本とおいしいものの組み合わせって最強だなと改めて思った。そしてこんな風にお客さんに合う本を選んでくれる本屋さんがあったら、行ってみたいなと思った。すごく気になる終わり方をしたので、絶対続編出して欲しい。
ファンタジー
「皇帝の薬膳妃 青龍の姫と蝋梅の呪い」尾道理子
あらすじ
相変わらず、薬膳師と妃の二重生活を送る董胡。周囲にばれないかとひやひやの毎日だ。年明けて元日、友人である朱雀の后・朱璃と一緒に輿の中でくつろいでいたところ、ライバルである青龍の宮から使いが。聞けば青龍の第一后・翠蓮姫が病気を患っているのだという。董胡は正体がばれることを恐れつつ、医師としての強い思いから診療のため青龍の宮へ赴いた。そこで見たのは、喉に何かが詰まり息ができないと訴えながら、苦しそうに発作を起こす姫の姿。董胡は医薬院での経験をもとに、まずは発作を抑えることに成功するが、原因はまったくわからない。しかも、普段翠蓮姫が処方されて飲んでいるという薬は、董胡からすればあり得ないほどひどい処方だった。侍女や侍医は、皆口々に「黒蝋妃の呪い」のせいだと恐れる。青龍の美姫ほど、この呪いにかかり、病みがちになるのだという。しかし姫の身体からは、はっきりと臓腑の弱りを示す色が放たれていた。董胡は姫の病気の原因を探ろうと行動を起こすが――。
一方、皇帝・黎司は、新年を寿ぐ祈祷のさなか、「先読み」の神託を受ける。道鏡にうつったのは、玄武公の長男・尊武によってどこかへ連れ去られる董胡の姿だった。言いようのない不安を覚える黎司だったが――。
皇帝・黎司を追い落とそうとする玄武一族の動きも不穏になり、伍尭國に嵐が吹き始める!? 本当に大事なものを、この目でしっかりと見つけたい。華麗にして壮大な王宮ファンタジー、波瀾の第4弾!
引用元:版元ドットコム「皇帝の薬膳妃 青龍の姫と蝋梅の呪い」尾道理子(KADOKAWA)
ひとことレビュー
妃と薬膳師の二重生活を送る董胡の奮闘物語第4弾。知っている漢方や症例が結構出てきたので、いつもより増しておもしろかった! ガッツはあるのに肝心なところで後ろ向きに考えちゃう董胡。早くくっついちゃえよ!と思いつつ、でもきっとそうなるのはこのシリーズが終わる時なんだろうなと思っている。早く結末が読みたいけれど、まだまだ焦れていたい複雑な気持ち。笑

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「堕天の誘惑 幽世の薬剤師」紺野天龍


あらすじ
美貌の神父の正体は、天使か、悪魔か。噓だ――。その光景を前にして、薬師・空洞淵霧瑚(うろぶち・きりこ)は目を疑った。想い人であり、破鬼の巫女でもある御巫綺翠(みかなぎ・きすい)が、見知らぬ男と二人きりで買い物をしている。しかも、空洞淵にも見せない笑顔を浮かべて。共に世界を救い、愛を誓った綺翠が、まさか……。だが、謎の男との出会いは、新たな事件の始まりでもあった。曰く「天使」が現れた、と。現役薬剤師が描く異界×和風ファンタジー!
引用元:版元ドットコム「堕天の誘惑 幽世の薬剤師」紺野天龍(新潮社)
ひとことレビュー
シリーズ第2部2冊目。和風な世界観のシリーズにしては珍しく、今回は天使がテーマ。幽世の宗教観が描かれていたのが興味深かった。単体としては楽しく読めたものの、第1部が素晴らしかっただけにシリーズとしては物足りなさを感じてしまった。ここから大筋にどう繋がっていくのか。次巻に期待したい。
「皇帝の薬膳妃 赤椿と蒼き地の波瀾」尾道理子


あらすじ
薬膳師と妃の二重生活を送りながら、皇帝・黎司を助けるべく日々奮闘する董胡。青龍の后を病から救い出した矢先、ついに、宿敵である玄武公の長男・尊武に正体を知られてしまう。得体の知れない不穏な空気をまとう尊武に弱みを握られてしまい、董胡は窮地に立たされる。
一方青龍の地では、力を持っていた医師が捕まったことで、医術の混乱が生じていた。黎司は事態を収めるために特使団の派遣を決め、その団長に尊武を任命する。尊武は快く引き受けるが、突如、自分の専属薬膳師として董胡を共に連れていくと告げるのだった。尊武に従うしかない董胡は、黎司の心配を振り切り、不安な気持ちを抱えて青龍の地へ旅立つ……!
腹の底が読めない尊武の思惑とは? そして青龍の地の混乱は、さらなる事態を呼び――!正義とは、善意とは。自分の行いは正しかったのか――。
引用元:版元ドットコム「皇帝の薬膳妃 赤椿と蒼き地の波瀾」尾道理子(KADOKAWA)
黎司のもとを離れ、董胡は医術の現実に直面する。
シリーズ続々重版! 勢いが加速するアジアンファンタジー、揺れる第5弾!
ひとことレビュー
早く言っちゃいなよ!くっついちゃいなよ!とヤキモキしながら(と同時にニヤニヤしながら)読んだ。1巻より2巻、2巻より3巻と登場人物たちのキャラクターが鮮明になり、おもしろくなってきた。董胡は人が良すぎて、心配になる。貴族としては尊武くらい腹芸ができて心意を読ませない人物の方が生きやすいだろうし、大義を成せるだろう。尊武の言うように、必要悪なしで成り立つ世界なんてないのだと思う。でも、董胡が願うように、できるなら悪ではなく善で成り立つ世界であってほしいとは思う。最後に董胡は大変なことになってしまった。早く次巻を読まねば。
「皇帝の薬膳妃 緑の高原と運命の導き」尾道理子


あらすじ
孤軍奮闘する皇帝・黎司を助けるため、薬膳師と妃の二重生活を送る董胡。宿敵・尊武とともに派遣された青龍の地で、医術の混乱をなんとか収めた矢先、董胡は何者かに連れ去られてしまう。姿を消した董胡に周囲が心配を寄せる中、董胡が目覚めた場所は壮大な高原が広がる、国境を越えたはるか異国の地だった。
この地を春営地とするのはロー族の民。彼らは後継者・ロサリが患う原因不明の病を治してもらうため、董胡をさらってきたのだった。
董胡はなんとか治療しようと対症療法で手当てするも、その根本はわからない。調べていくうち、彼ら一族に伝わる「神の実」が関係していることが判明し――。
そのさなか、卜殷が編み出した特製の軟膏をこの地で目にした董胡は、それを持ち込んだ「酒呑先生」が遠い仙人窟に住んでいることを知る。
卜殷である可能性に懸け、董胡は彼の無事と自身の生まれを探るため、危険な旅路を踏み出した……!この地にたどり着いたのは偶然か、必然か。いま運命が動き出す――。
引用元:版元ドットコム「皇帝の薬膳妃 緑の高原と運命の導き」尾道理子(KADOKAWA)
董胡の生い立ちの秘密に迫る、アジアンファンタジー第6弾!
ひとことレビュー
シリーズ第6弾。今回もおもしろかった。 ちょっと人が良すぎやしませんか…と途中呆れながらも、董胡の過去が少し明らかになってわくわく。董胡がなぜ卜殷に育てられたのか、これから董胡はどう生きるべきなのか。ただ、終盤の展開はちょっと取ってつけた感があったのが残念だった。しかし、出番多くないのに尊武の存在感!最近読んだ悪役の中で一番好きかもしれない。早く続き読まねば。
グルメ小説
「とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー」青木祐子, 阿部暁子, 久賀理世, 小湊悠貴, 椹野道流


あらすじ
「レンタルフレンド」を依頼した女子大生は、なぜデザートブッフェに行きたいのか、神社のキツネに運命の恋をした少女とたい焼き、年の差姉妹をつなぐ秘密とフレンチトースト、御曹司ふたりが作るプリンアラモード、見知らぬおじさんに「あんみつを一緒に食べてくれないか」と頼まれた俺。――甘くて可愛いだけじゃない、どこかスパイスの効いたおいしい話。全五編!
引用元:Amazon.co.jp「とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー」(集英社オレンジ文庫)
ひとことレビュー
既視感あるなと思って読んでたら、読んだこともある本だった。改めて読んだけど、フレンチトーストの話が一番好き。姪っ子がフラッと遊びにきてくれるような、愚痴を言ったり家出先に選んでくれるような大人になりたいなぁと思う。おいしい物語だった。
『若旦那さんの「をかし」な甘味手帖 北鎌倉ことりや茶話』小湊悠貴


あらすじ
家事代行サービスの会社で働く秋月都。ある日、都は急病のスタッフに代わり、北鎌倉に派遣されることに。辿りついたのは、家事代行どころか、住み込みの家政婦がいてもおかしくなさそうな大きなお屋敷。庭には枝垂れ花桃が咲き乱れ、猫が幸せそうに寝ころんでいる。和装の青年が都を出迎えるが、彼は羽鳥一成という名の若き和菓子職人で、このお屋敷は、彼の工房兼、住居だったのだ。一成の作る和菓子は見事な出来映えで、常連客も多い。人知れず、和菓子に苦い思い出のあった都だが、彼の作る和菓子に触れるうち、心の変化を自覚するようになりーー。
日々鍛えた料理の腕で、羽鳥家の“定期契約プラン”を勝ち取った都は、いっとき閉店してしまっていた甘味処「ことりや茶房」の再開にも関わることになるが……?
大丈夫。つまずいても、次の一歩を踏みだせるーー。
引用元:版元ドットコム『若旦那さんの「をかし」な甘味手帖 北鎌倉ことりや茶話』小湊悠貴(集英社)
『ゆきうさぎのお品書き』の小湊悠貴が贈る、あたたかでほっとする物語。
ひとことレビュー
「ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人」の登場人物が出ているとのことで読んでみた。小湊先生の話は食べ物が本当においしそうで、おなかが空いてしまう。ただ、タイトルからガッツリ和菓子の話を期待していたけれど、意外と和菓子自体の話が少なかったのがちょっと残念だった。
アート小説
「ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵」一色さゆり


あらすじ
あなただけの「アートの旅」にご案内します――。
引用元:版元ドットコム「ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵」一色さゆり(文藝春秋)
仕事を失い落ち込む優彩(ゆあ)の元に、見知らぬ旅行会社から「アート旅」のモニター参加の招待状が届く。行先は、瀬戸内海の直島。そこで、ツアーガイドに導かれて美術館を巡るうちに、生きるヒントが見えてきて……。頼れるガイド・桐子が、人生に迷える旅行客に寄り添い、全国各地の美術館へと誘う。藝大出身の著者が贈る、優しい連作短編集。
ひとことレビュー
アート旅を通じて人生を見つめ直す物語。 私もアートは好きだ。綺麗だなと見入ったり、心が洗われるような清廉な気持ちになったことはあるけど、この作品の登場人物たちのように悩んだり人生の岐路に立った時に、アートに慰めを求めたことはなかった。ちょっと新鮮な視点で、読む前とはアートを見る目が変わった気がする。おもしろかった。
名作文学
「オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物」オー・ヘンリー


あらすじ
1ドル87セント。クリスマスを翌日に控え、若妻デラが夫へのプレゼントに費やせるのは、たったそれだけだった。しかし、愛する夫にどうしても世界一の贈り物をしたい。デラは唯一の自慢である髪を売る決心をするが……(「賢者の贈り物」より)。
引用元:版元ドットコム「オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物」オー・ヘンリー(KADOKAWA)
世界中でもっとも愛読されているこの一編をはじめ、「警官と讃美歌」「金のかかる恋人」「春の献立表」など、短編の名手オー・ヘンリーが、1900年代初頭のニューヨークに暮らす庶民の姿を独特のユーモアとペーソスを交えて描きだした短編16話を収録。
ひとことレビュー
読み終わるのは年明けになってしまったけど、「賢者の贈り物」をクリスマスに読みたいと手に取ってみた。舞台となった1900年代初頭のニューヨークの様子がありありと浮かんできた。短い話の中に金持ちの生活、労働者の生活、両者の間にある隔たり、人間の逞しさ、人生の難しさなどなどが描かれていて、面白かった。でも、感覚的に分からない部分も多々あったので、もう少し当時の知識があればもっと楽しめた気がする。
「文字禍・牛人」中島敦


あらすじ
アッシリアにある世界最古の図書館には、毎夜文字の精霊が出るという。文字に支配される人間を寓話的に描いた「文字禍」をはじめ、「狐憑」「木乃伊」「虎狩」等人間の普遍を目指した著者の傑作6篇を収録。
引用元:版元ドットコム「文字禍・牛人」中島敦(KADOKAWA)
ひとことレビュー
初・中島敦。6篇が収録されているけど「文字禍」が一番おもしろかった。文字があることで人間の頭が働くなったというのは、理解できる。だとすれば、昨今のITはどれほど人間の頭を弱くするのだろうかと思わずにいられなかった。サラサラ読んだけど、不思議とずっと頭に残りそうな話はがり。さすが文豪。
「外科室」泉鏡花、ホノジロトヲジ


あらすじ
人気シリーズ「乙女の本棚」最新作は泉鏡花×「刀剣乱舞」イラストレーターのコラボレーション!
引用元:Amazon.co.jp「外科室」泉鏡花、ホノジロトヲジ(立東舎)
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。
でも、貴下は、貴下は、私を知りますまい!
外科室での手術で麻酔を拒否する夫人。その視線の先には、外科医・高峰がいた。
本書は、有名小説と人気イラストレーターによる珠玉のコラボレーション・シリーズ「乙女の本棚」の1冊です。今作では、『刀剣乱舞』のキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズでは夢野久作『瓶詰地獄』を担当するなど、数多くのイラスト・マンガを手がけるイラストレーター・ホノジロトヲジが泉鏡花を描きます。自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。オールカラーで小説と描き下ろしイラストが楽しめます。
ひとことレビュー
ちょっと言葉が古いから難しかったけど、不思議と読み辛くはなかった。 短い物語の中で濃厚なストーリーが展開されてビックリ。えっ!?とビックリさせられた後の緩急は映像を見ているような鮮やかさがあった。正直、登場人物たちの心情を自分の尺度で眺めると理解しがたい部分があったけど、読んだ後に背景や心情をよく考えると理解できたりして、独語の考察が面白い作品だった。 乙女の本棚は絵が美しいし、手に取りやすい薄さで好き。
「アンデルセンの童話1『親指姫』」ハンス・クリスチャン アンデルセン、イブ・スパング オルセン


あらすじ
世界中で愛されているアンデルセン童話五一編と、不朽の名作『絵のない絵本』を加えた全四巻の文庫本です。ここには『皇帝の新しい服』『ナイチンゲール』など一八編を収録。
引用元:Amazon.co.jp「アンデルセンの童話1『親指姫』」ハンス・クリスチャン アンデルセン、イブ・スパング オルセン(福音館書店)
ひとことレビュー
幼少期は無邪気に楽しんでた『親指姫』だけど、今の私には突っ込みどころ満載だった。例えば『親指姫』の女性は、なんで小さい子どもが欲しかったのだろう?可愛いから醜いカエルと結婚するのが可哀想って、親指姫が可愛くなければ同情されなかったのだろうか?カエルがイケメンだったら幸せだとされたんだろうか?などなど、子供じゃないから感じることがたくさんあって、今読んだからこその楽しみや感じるものがあった気がする。今読めてよかった。
「モモ」ミヒャエル・エンデ


あらすじ
時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子モモのふしぎな物語。エンデの名作。
引用元:Amazon.co.jp「モモ」ミヒャエル・エンデ(岩波書店)
ひとことレビュー
最初はひらがなが多くて読みにくいな、ちょっとタイプじゃないかも…と思いながら読み始めたのだけど、モモが登場してからはそんなの気にならなくなるくらい、この物語が気に入ってしまった。時間と人生の豊かさがテーマのなかなかに風刺に富んだ内容なのに、全然嫌味がなく、刺々しい感じもしない。この温かさは児童文学故なのか?無駄なことを排除して過ごすうちに、人生は彩りのない無味乾燥なだけの時間になっていく。何かに成功することや、物を手に入れること、他の人より偉くなること、金持ちになることを人生の目的だと思ってしまう。嫌々ながら求められることをやっている間に、本当に好きなことを忘れてしまい、何をしたらいいのか分からなくなる。この状況は、現代人が陥っているものそのものなのでは?この作品は問題提起はしてくれるけど、現実での解決方法も、自分自身の本当の豊かさが何なのかも教えてはくれない。モモが人の話を聞くように、じっと自分自身の心の声に耳を澄ませなければならないのだろう。おもしろかった。
「女生徒」太宰治, 今井キラ
あらすじ
太宰治の『女生徒』が、ファッションブランドAngelic Prettyなど、乙女心をくすぐる作品で知られるイラストレーター今井キラによって、鮮やかに現代リミックス。全イラスト書き下ろしで贈る、珠玉のコラボレーション。
引用元:版元ドットコム「女生徒」太宰治, 今井キラ(立東舎)
ひとことレビュー
月に1冊読むと決めている乙女の本棚シリーズ。絵がとても可愛いので、眺めているだけで素敵な気分になれる。いきなり始まって一人語りが続くので、いまいち状況もストーリーも分からなかった。読み終わって分かったのは、ある女学生の朝起きてから寝るまでの1日を描いた話だったということ。1日の出来事、その時に思ったことなどが徒然と書かれている。思春期の女の子の心情をよく表していると思う。私とは違うけど、理解はできた。瑞々しくて純粋で、泥っとした醜い思春期の心の内。全然好みの話ではなかったけど、心に残った。やはり文豪の作品だからだろうか。
「新訳 サロメ」オスカー・ワイルド(著), 河合祥一郎 (訳)


あらすじ
日本初演から110年。私達は「本当のサロメ」に初めて出会う。
引用元:版元ドットコム「新訳 サロメ」オスカー・ワイルド(著), 河合祥一郎 (訳)(KADOKAWA)
――月夜の晩。エロド王に請(こ)われ、妖艶な踊りを披露したサロメ。王に求めた褒美は美しき預言者ヨカナーンの首だった。少女の激情を描き、男性同性愛の記号(モチーフ)を潜めることで、当時の西欧社会の抑圧を挑戦的に描いた本作は、実はワイルドの抵抗(レジスタンス)!? 仏語原文を忠実に読み解き、見過ごされてきた男達の意外な葛藤を示し、真のドラマ性を見事に新訳! ビアズリー画18点掲載。
ひとことレビュー
原田マハさんの「サロメ」と夕木春央さんの「サロメの断頭台」を読みたいなと思っていたので、せっかくなら原典を…と思って手に取ってみた。が、「サロメ」の原点は新約聖書…。さすがにそこまで遡れない。(と思っていたけど、訳者あとがきで新約聖書の内容についても触れられていたのでありがたかった。)解説概要は知っていたけど…サロメ、なかなかとんでもない女だった。狂気をまざまざと感じた。これはやはり舞台形式で鑑賞した方がおもしろそうだったので、 6月にMETライブビューイングをぜひ観に行きたい。
短編小説
「ぶたぶたの本屋さん」矢崎存美


あらすじ
ブックス・カフェやまざきは、本が読めるカフェスペースが人気の、商店街の憩いのスポットだ。店主の山崎ぶたぶたは、コミュニティFMで毎週オススメの本を紹介している。その声に誘われて、今日も悩める男女が、運命の一冊を求めて店を訪れるのだが――。見た目はピンクのぬいぐるみ、中身は中年男性。おなじみのぶたぶたが活躍する、ハートウォーミングな物語。
引用元:Amazon.co.jp「ぶたぶたの本屋さん」矢崎存美(光文社)
ひとことレビュー
ちょっとブルーな気分だったので、気軽読めてほっこりできる安定のぶたぶたシリーズを手に取ってみた。今回は食べ物少なめだったけど、癒された。さすがぶたぶたさん。こんな本屋さん行きたい。ブックカフェ行きたい。
その他小説
「宝石商リチャード氏の謎鑑定 再開のインコンパラブル」辻村七子


あらすじ
正義とリチャード、そしてみのるが暮らす横浜のマンションに、ヨアキムが逃げてきた。しかしジェフリーとの間には、ケンカもトラブルも起こっていないという。そうして奇妙な共同生活が始まった。日本語を話さない人物との同居に緊張するみのるだが、ヨアキムと過ごす日々は、またみのるの世界を彩り豊かなものにしてくれる。『将来』が自分とうまく結びつかないみのる、正義へと思いを寄せる真鈴、いつも変わらず明るい良太、自分の『夢』をみつけた林くん。正義の旧友・下村晴良やジェフリーたちも彼らの前に姿を現して……? 人と宝石が綴る珠玉の物語、クライマックス前の心温まるひととき。
引用元:版元ドットコム「宝石商リチャード氏の謎鑑定 再開のインコンパラブル」辻村 七子(集英社)
ひとことレビュー
シリーズ開始時は想像していなかった展開になっているけど、今回も楽しかった。(もはやミステリーではない気がする…苦笑)すっかり大人になった正義だけど、大学生の頃の猪突猛進な感じが垣間見えて、そこが愛おしかった。大人って外から見えるほど大人じゃないって、みのるくんもいつか知るんだろうな。だんだんラストに近づいてきた感じがする。どんな結末になるか楽しみ。
コミック
「しあわせは食べて寝て待て 1」水凪トリ


あらすじ
持ち込み後、即連載が決定した「しあわせは食べて寝て待て」。免疫系の病気を持っている麦巻さとこ。週4回のパート暮らし。お医者さんから「婚活でも」と勧められたけれど、さとこが決めたのは家賃の安い団地への引っ越し!面倒見の良すぎる大家・鈴さんとその息子・司との交流や、団地ののどかな時間に心身ともに癒やされて…。
引用元:版元ドットコム「しあわせは食べて寝て待て 1」水凪トリ(秋田書店)
ひとことレビュー
ドラマでおもしろそうだと思ったのと、さとこが自分に重なって見えて気になって読んでみた。病気になって、無理も頑張ることもできなくなって、そんな自分に気後れする。すごく分かる。でも、そんな自分でも縮こまらずに生きていいのかもと思えた。持病を抱えて生きている人におすすめしたい漫画。
エッセイ
「今日の人生」益田ミリ
あらすじ
ただただむなしいとき、おいしいものにであえた日、年齢を感じる瞬間、町で出会った人、電車の光景、そして肉親との別れ。
2コマで終わる「今日」もあれば、8ページの物語になる「今日」もある。
「今日の人生」の積み重ねが私の人生…。
描き下ろしを加え、「みんなのミシマガジン」の人気連載「今日の人生」4年分が一冊に。
引用元:版元ドットコム「今日の人生」益田ミリ(ミシマ社)
ひとことレビュー
人生にはクスッとする日もムスッとする日もある。小さな幸せを感じられる日もあれば、心がジクジク痛む日もある。 益田ミリさんはそんな人生を描くのが上手だなと思う。そして、小さな心の棘の痛みを和らげる術を持っている人だと思う。『人生、いいことだけじゃなく、悪いこともそりゃあるよね。そんなもんだよね。』という気持ちにさせてくれた。決して超ポジティブではないのに、読んだ後元気になれる本。
「精選女性随筆集 須賀敦子」須賀敦子(川上弘美 編)


あらすじ
文春文庫創刊50周年記念 精選女性随筆集シリーズ第11弾!
イタリアを愛し稀有な人生を歩んだ彼女の、魂の旅路を辿る名随筆あらゆる感情と丁寧に接し、言葉という品格をまとわせる。
そんな須賀敦子の、深く、しなやかな知性がここに象られている。
――ヤマザキ マリ
須賀敦子の文章は、不思議だ。
ものの匂いも色も音も、
まるで目の前で再現されているように、
ありありと感じられる。
――川上弘美・まえがきより1960年代、イタリアでコルシア書店の仲間たちと運命的な出会いがあった。
引用元:版元ドットコム「精選女性随筆集 須賀敦子」須賀敦子, 川上弘美(編)(文藝春秋)
最愛のペッピーノと結婚、霧の街ミラノに暮らす。
知り合った人々との邂逅を慈しみ、優しい眼差しと誠実さに溢れる独自の表現で、
多くの人々に愛されるエッセイを紡いだ。
まだ海外渡航が珍しい時代、果敢に道を切り開いた著者の名随筆。
ひとことレビュー
何気なしに読み始めたけれど、これが1953年に単身ヨーロッパに渡って生きた女性の話なのだと認識すると、尊敬せずにいられなかった。戦時中から高等教育を受けられた環境は、たしかに恵まれてもいたと思うけれど、バイタリティがすごい。戦後数年でこうやって世界へと羽ばたいて、自分の人生を切り拓いて生きた女性がいたことに、とても勇気をもらえた。
「今日の人生2 世界がどんなに変わっても」益田ミリ


あらすじ
へこんだ気持ちにゆっくりと空気が入っていく。
深呼吸を忘れていた『今日の人生』(8万部突破!)から3年半。この間の「日々」に、書き下ろし「ポーランドごはん」を加えた待望の第2弾!
忘れてしまいそうななにげない日々が再び生き返る。奇跡のようなコミックエッセイが誕生。
引用元:版元ドットコム「今日の人生2 世界がどんなに変わっても」益田ミリ(ミシマ社)
ひとことレビュー
1巻目が面白かったので、読んでみた。こんな日もあるよねという日常が描かれているコミックエッセイ。駅のホームで青年が三口で食べたサンドイッチがおいしそうだったり。カフェで隣になった人の話に突っ込んだり共感したり。神保町で食べたホットケーキや、六花亭で初志貫徹せずに食べてしまったチーズホットケーキ。ヒールの高い靴を履くと気持ちいいけど寄り道する気は失せたり。大人気の映画を観て、全然面白くない時に世間と距離を感じたり。どれも誰にでもあることで、素通りしている日常。リさんの日常を通じて「ああ、私の日常も愛しいな」と思えた。
「ももこの世界あっちこっちめぐり」さくらももこ


あらすじ
ももこが帰ってきた! バルセロナ、バリ、サンフランシスコ、パリ。世界中を股にかけた珍道中の数々。抱腹絶倒の旅エッセイ!
引用元:版元ドットコム「ももこの世界あっちこっちめぐり」さくらももこ(集英社)
ひとことレビュー
タイトル通り、さくらももこさんが世界をあっちこっち巡って書いたエッセイ。 書かれたのはもう30年ほど前で今とは情勢が違うけど、ももこ節が懐かしくておもしろい。『清潔で適温で治安の良いところ』という旅行先の条件が、さくらももこさんらしくていい。私はサバイバル能力が高い方ではないので、さくらももこさんの条件は苦笑いしながらもすごく理解できる。自分の常識を破られることも旅の醍醐味だけど、快適に旅ができるならそれもそれでいいのではないかと思ったりもした。久しぶりに他のエッセイも読みたくなった。
「行った気になる世界遺産」鈴木亮平
あらすじ
はじめての旅行記、書きました。行ってないけど。--- 世界遺産に詳しいことでも知られる俳優・鈴木亮平が、熱い想いをめぐらせながら自ら絵・挿絵を描き下ろし、妄想爆発で文章も全て書き下ろした前代未聞の<旅行記>が完成!この本を見て読むだけで、世界遺産を旅した気分になれる夢のような1冊。これを機会に、いままで知らなかった<人類共通の宝物>の数々を、鈴木亮平とともに味わってみませんか? 圧巻の絵とオリジナル紀行文が、あなたを未知なる世界遺産旅へと導いてくれます。雑誌『プラスアクト』での連載に新たな挿絵や記述等も加え、計288ページにも及ぶ大ボリュームで堂々完成!
引用元:版元ドットコム「行った気になる世界遺産」鈴木亮平(ワニブックス)
ひとことレビュー
実際は行っていない旅行について書いたエッセイ。 もうこの時点でおもしろい。俳優で語学も堪能で、世界遺産に詳しくて、文章も絵も書けるなんて『なんて多才なの!』と思わずにいられない。そしてこんなに生き生きと描いているのに、全部妄想…。すごい(笑)。文章も素敵だけど、絵が本当に素敵だった。世界遺産の魅力がよく伝わる絵で、写真より美しく感じるほどだった。世界遺産を通じて、人間の負と正の両方を感じさせられた。街も人も生きているから、変わらずにはいられない。変わらない姿を残すことだけが歴史を伝えることではないのだろう。
「ごはんが楽しみ」井田千秋
あらすじ
「さて、今日は何食べよう。」 ツナチェダーチーズ、たまごサンド、苺大福トースト――朝の訪れを彩るパンたち。近所で出会った「職人の店」のとびきりおいしいパスタ。熱々餃子をお酒で流し込む、最高の週末。特別なブランチは、クレープをテーブルいっぱいに並べて。きれいなお菓子缶に好きなおやつをぎっしり詰める。お気にいりのかわいいカップ。新しい生活に向けて、ダイニングテーブルを新調する――。
『家が好きな人』で愛される井田千秋が初のエッセイ漫画で描くのは、たくさんの「食べる楽しみ」。あたたかくて、生活の手ざわりを感じるおいしい雑談。さあ召し上がれ。
引用元:版元ドットコム「ごはんが楽しみ」井田千秋(文藝春秋)
ひとことレビュー
まさにタイトル通り、ごはんが楽しみになるコミックエッセイ。全てがおいしそう。いろいろサンド食べたい。お皿可愛い。読んでいたら、気合い入れて朝ごはんを作りたくなった。おいしいごはんがあると思うと毎日幸せだ。そして、それを自分でも作れると知ると生きる自信になる。ほっこりできて、生きる力をもらえる本だった。
「お砂糖ひとさじで」松田青子
あらすじ
小さなことへの喜びや楽しみ。
それこそが、自分。メアリー・ポピンズの映画に出てくる歌「お砂糖ひとさじで」。そこでは、小さな工夫で日常がどれだけ楽しくなるかが歌われる。ひとさじのお砂糖で、苦い薬も飲めるようになる――そんなふうに気持ちを軽くしてくれる、魔法の呪文のようなエッセイ。お気に入りのアイテムやちょっとした発見、ずっと変わらず好きなこと、新たに好きになったもの、時には疑問や怒りも。あらゆるもので日々は織り成されている。
引用元:版元ドットコム「お砂糖ひとさじで」松田青子(PHP研究所)
『PHPスペシャル』の好評連載を書籍化。
ひとことレビュー
タイトルと装丁に惹かれて手に取った本。冒頭でメアリー・ポピンズの話をしてきたから、丁寧な暮らしをするオシャレな感じを思い描いていたけど、ありのままの著者の生活を描いた共感性の高い作品だった。キラキラ憧れの気持ちで読みたいと思っていたので『ちょっと違う…』と思ってしまったけど、飾らない日常はおもしろかった。憧れより共感したい気分の時におすすめのエッセイ。
暮らしに関する本
「ぼくたちは、なぜこれを選ぶのか」ミニマリストしぶ


あらすじ
物も情報も、あふれかえっている現代。そんな中、本当に豊かな人生を送るために、自分にとって必要最小限の物を持つ「ミニマリスト」という生き方が広く知られるようになりました。「物では幸せになれない」ことや、大切な物だけを携え、身軽に生きることの素晴らしさに、多くの人が気づいたのです。
しかし、ミニマリストになろうと行動に移してみると、
・何から始めたらいいかわからない
・無駄なものにお金を使って後悔する
・物を減らしても、時間が経つとリバウンドしてしまう
・少ない物だけに囲まれて暮らしているのに、なぜか満たされない
・厳選したはずなのに、「手放す→また買う」のループに陥っているなど、あきらめるには十分なほど、さまざまな壁にぶつかります。
不要な物を手放し、身も心も軽くするためにミニマリストをめざしたはずなのに、どうしてこのような事態に陥ってしまうのでしょうか。それは、本当に必要な物、何が自分にとって大切なのかがわかっていないからなのかもしれません。実は、多くのミニマリストたちも、たくさんの挫折や失敗を重ねてきました。そこで本書では、100人のミニマリストに取材し、ミニマリストたちが何年もかけてたどり着いた「本当に必要な物」を集めました。そしてあの有名メーカーから隠れた名品まで、アイテムごとに「ぼくたちは、なぜこれを選ぶのか」という理由を解説。そのアイテムがミニマリストに支持されるストーリーがわかると同時に、通読することで、ぼくたちが「物を手放し、そして何を持ち続けたのか」が明らかになっていきます。もうミニマリズムに飽きたり、途中であきらめたりする必要はありません。自分にとって大切なものを知っている、真のミニマリストになるためのルートを短縮するための道案内として、この本を使ってもらえたらうれしいです。
引用元:版元ドットコム「ぼくたちは、なぜこれを選ぶのか」ミニマリストしぶ(サンクチュアリ出版)
ひとことレビュー
ミニマリストこだわりのアイテムを紹介した本。断捨離をしてから、長く持てる物を持ちたいなと思うようになって読んでみた。 選ばれたアイテムも興味深かったけど、物を選ぶ視点が面白い。「これのここが好き!」と全ての持ち物に言えるくらい愛着が持てるようになりたいなと思った。
「世界一居心地のいい部屋の作り方」toka


あらすじ
パートナーと2人暮らしをするために、実家から新しい部屋に引っ越しをして、ゼロから部屋作りをスタートしたtokaさん。ゆったりとくつろいだり、カフェ気分でお茶の時間が楽しめるリビング。リビングとの統一感を持たせながら、使いやすさにこだわったキッチン。気持ちが自然と前向きになる、お気に入りに囲まれた仕事スペース。毎日を心地よく過ごせる空間を少しずつ作り上げました。無理のない仕組みで、いつも片付いたきれいな部屋をキープ。YouTubeでも披露しているやさしいタッチの自作イラストや「おいしそう!」と評判のtokaさんレシピから繰り返し作っている定番おかずや、簡単スイーツも紹介しています。
引用元:版元ドットコム「世界一居心地のいい部屋の作り方」toka(KADOKAWA)
ひとことレビュー
部屋作りの参考に読んでみた。 著者なりのこだわりのある部屋が素敵だった。そして、その素敵さが現実離れしていない点がまたよかった。SNSで見る家は広いスペースがあったり、潤沢な資金力を感じたりして、参考になるというより憧れて見る感じだけど、tokaさんの家は頑張ればまねできるかも…と思わせてくれるところが魅力的だった。でも、結局は自分が何に囲まれて暮らせば幸せか知っていることが大事なのだと思う。
「おたのしみ歳時記」杉浦さやか
あらすじ
季節ごとの小さな幸せ、家族と楽しむ年中行事。
人気イラストレーター・杉浦さやかさんがスケッチする折々の暮らし。野の花でカジュアル生け花、梅シロップ作り、雨の日のおしゃれ、おうちビアガーデン、まんまるお月見会、小さなもようがえ、簡単クリスマスリース作り……
凝ったことはできないけれど、ちょっとの工夫で頑張りすぎずに四季を楽しみたい。
引用元:Amazon.co.jp「おたのしみ歳時記」杉浦さやか(ワニブックス)
なんでもない日がちょっと“とくべつ”になる12か月を楽しむ暮らしのアイデア。
ひとことレビュー
季節を楽しんで暮らしているのが素敵だった。イラストもとても可愛いくて、見ているだけでテンションが上がる。一気に読んでしまったけど、ひと月ごとに『今月はこんなことしたいな』とゆっくり眺めたい本。初めて杉浦さやかさんの本を読んだけど、ファンになった。楽しかった。
「北欧の心地よい暮らしと55の小さな幸せ」tanuko


あらすじ
YouTubeチャンネル「猫と北欧暮らし tanuko」で人気のスウェーデン在住著者が、日々の暮らしや北欧流の豊かな生活の知恵をお届け。心を動かされた現地の習慣や価値観、日々の愉しみ、シンプルだけど豊かに暮らす美意識、自然の恵みなどを、温かみのある写真とエッセイで綴ります。食器やインテリア、フィーカ(=おやつ)の楽しみ方、北欧ごはん……など、日本の生活や日常にも取り入れやすいアイデアも紹介。カバーイラストは、スウェーデンを代表するデザイナーユニット、ベングト&ロッタ氏による特別描き下ろしです。
引用元:版元ドットコム「北欧の心地よい暮らしと55の小さな幸せ」tanuko(KADOKAWA)
ささやかなのに心豊か。シンプルなのに幸せに満ち溢れる日々。そんな、Lagom(=ちょうどいい)で心地よい暮らしのエッセンスが詰まった一冊となっています。
ひとことレビュー
私の大好きな動画配信者のtanukoさんの書籍。本があることを知らなくて、見つけた時は慌てて手に取った。スウェーデンという国にどっぷり浸かって暮らしを楽しんでいるのがすごく素敵だった。スウェーデンに馴染む努力をしつつ、創意工夫で日本の懐かしいも味わう。ご本人からすればキラキラした感情よりも、ないから工夫して作っている感じなのだろうけど、その逞しさがキラキラして見えて素敵だった。「この地に踏みとどまっていたい」という言葉に海外生活の大変さと楽しさが詰まっている気がした。日本にいる時は憧れだった場所でも、住めば苦しいことはたくさんある。嫌になったり、悔しくて涙するようなこともあるだろうけど、自分で決めたからという意地や、そこで出会った優しさや素晴らしさがない交ぜになって出てきた言葉なんだろうなと思った。私も誰かの暮らしを羨むのではなく、自分自身の暮らしを素敵にしていきたい。
「北欧、暮らしてみたらこんな感じでした 幸せな国・デンマークでの気ままな生活」日暮いんこ


あらすじ
北欧と聞いて何を思い浮かべますか? 素敵なインテリア? 大自然?……でも実際に移住して待っていたのは、「ゆるくて、頑張らない暮らし」でした!
・昼も夜も、カフェインを気にせずコーヒーを麦茶のようにがぶ飲み。
・敬語がないので、先生や上司もフレンドリー。
・誕生日は、学校や職場に、自分で自分のバースデーケーキを持参する。
・金曜日はお菓子の日。私にとっては「グミを買いまくる日」。
・仕事はあくまで人生の一部。16時には帰宅し、プライベートを大事にする
「ほっこり」はもちろん、「へぇ~」「クスッと笑える」……それがリアルな私の毎日です。家でのんびり過ごす時間、友人とのカフェでの会話、時に感じる文化の違い…移住して6年、たくさんの発見がありました。
引用元:版元ドットコム「北欧、暮らしてみたらこんな感じでした 幸せな国・デンマークでの気ままな生活」日暮いんこ(大和出版)
日本生まれ・日本育ちだからこそ伝えたい「ガイドブックにはない、幸福度の高い暮らしを送るヒント」を、写真&イラストとともにたっぷり紹介します!
ひとことレビュー
クサクサした気分の時に読んだら、読み終わる頃にはほっこりできた。ちょっと適当な動物のネーミングや、かなり奇抜な25歳独身者への習慣などなど、クスクス笑わせてもらった。そして、そんなに無理して頑張らなくてもいいじゃないという気分にさせてもらった。うまくいかなくてダメだったと自分を責めるより、そんな時もあるよねと受け入れて切り替えて目の前にある幸せを大事にする。自分を削って生きるより、自分が心身健康でいられるように生きていきたい。
「おうちを楽しむマイルーティン 普通の日が愛おしくなる暮らしのヒント&とっておきレシピ100」toka


あらすじ
YouTubeチャンネル登録者数37万人!
今いちばん真似したいVlog、
tokaさんのおうち暮らしが一冊になりました。・卵かけごはんいろいろ
・朝のおやつ作り
・可愛いを愛でる会
・楽しむためのスキンケア
・“おうちホテル”の計画作り etc.暮らしを楽しむために心がけていることや
お気に入りのレシピ、部屋作り、手仕事まで、
小さなときめきが見つかる1日の過ごし方を紹介。実家暮らし、6畳の部屋でも心地よく。
引用元:版元ドットコム「おうちを楽しむマイルーティン 普通の日が愛おしくなる暮らしのヒント&とっておきレシピ100」toka(ワニブックス)
忙しい毎日でも、自分に優しく、丁寧に大切に。
おうち時間を楽しむヒントが満載です。
ひとことレビュー
自分で自分のテンションを上げる方法をたくさん持っていて素敵だなと思った。自分が『素敵だな』『なんかテンション上がるな』って思えるのは大切なことだと思う。私も自分のお気に入りをコツコツ増やしていきたい。朝映画館、朝カフェ、やりたいな。
自己啓発本
「着こなしで美しくなる35の習慣」大塚りえこ
あらすじ
ファッションを通じてシンプルにリッチに生きる!着替えるのは服ではなく人生!!延べ6000回以上の講座、3000名以上の人生を変えてきた著者がレクチャーするファッションで人生を変える魔法の習慣
・ショップに入っても、似合う服が見つからない!
・女友達と会うと、自分の着こなしに自信がなくなる
・手持ちの服は、妥協した服・無難な服ばかり
・服も靴も、ショッピングが本当にストレス(涙)
・着たい服はあるが、他人の目が気になって着られない
・着たい服があっても、自分に自信がなさすぎて気後れするそんな悩みをもつ「ファッション迷子」「自分探し迷子」の女性たちへ。本書はあなたの人生を変える1冊です!
引用元:版元ドットコム「着こなしで美しくなる35の習慣」大塚りえこ(Clover出版)
ひとことレビュー
ファッションからシンプルリッチに生きる習慣を説いた本。ピンクが好きなら似合うピンクを探せばいいという、著者の『好きを諦めない姿勢』が素敵だった。毎日自分が何を着たいのかさえ私は分かっていないけど、お気に入りの服を毎日着れたらハッピーだなと思う。お気に入りの服をワードローブに揃える、それだけでも努力が必要なのだなと改めて思った。



kindle unlimitedの対象作品だから、会員なら追加料金なしで読めるよ!



会員じゃない人は30日間の無料トライアルがあるから、興味のあるひとは試してみてね!
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「好きなことだけで生きる」ドラ・トーザン


あらすじ
年を重ねるほど、女の人生には「好き」が必要になる。
引用元:Amazon.co.jp「好きなことだけで生きる」ドラ・トーザン(大和書房)
好きなこと、好きな人、好きな場所、好きなもの。
いくつ答えられますか?
ひとことレビュー
『好きなことだけやりなさい!』というよりは、『人生は有限なのだから、好きでもないことに時間を割くのはもったいない。他人軸の評価より、自分の好きな気持ちに素直になって生きた方が幸せだよ』という内容の本だった。序章の質問がすごくいい。これにパッパと答えられる人はこの本は読まなくていいと思う。だけど、自分の好きなものが分からない人、好きでも嫌いでもない物や人に囲まれて過ごしている人、好きなものを選ぶ勇気が持てない人は、感じるものがある気がする。もう10年近く前の本なので、少し今とは違うかなという部分もあるけど、取り入れたい部分もあった。とりあえず、本棚にある「ポケット詩集」を読み返して、好きな詩を思い出したい。
「続けるほど、毎日が面白くなる。もっともっとマイノート」Emi


あらすじ
マイノートは心の貯金通帳。
今、書かないともったいない!仕事も家庭も!
マイノートで目の前の景色が変わり始める!約2千名が参加!
引用元:Amazon.co.jp「続けるほど、毎日が面白くなる。もっともっとマイノート」Emi(大和書房)
大人気の「マイノートのつくりかた」レッスンを行うEmiさんが、
自身のマイノートの書きかた&使いかたを全公開!
ひとことレビュー
Voicyで素敵だなと思ったEmiさんの著書。私もここ1年ほどマイノートをやっているので、参考にしたいと思って読んでみた。「そうそう!」と共感できることや、「私もそうしてればよかった!」とこれから取り入れたいことも書かれていて、充実した気持ちで読了することができた。もっとこまめに心が動いたことをノートに書き出したくなった。そして今、すごくミニプリンターが欲しい。自分の心の貯金をもっと増やしていきたいな。
ノンフィクション
「サピエンス全史 上:文明の構造と人類の幸福」ユヴァル・ノア・ハラリ


あらすじ
ホモ・サピエンスが文明を築き、世界を制覇したのはなぜか? 人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て歴史の統一まで描く、巨大な物語。世界二五〇〇万部のベストセラー!
引用元:Amazon.co.jp「サピエンス全史 上:文明の構造と人類の幸福」ユヴァル・ノア・ハラリ(河出書房新社)
ひとことレビュー
年末から読み始めてようやく読み終わった。人間を生物学的に考察する話が好きなので、認知革命(特に言語のところ)はワクワクしながら読んだ。長いスパンで人類を眺めると、古代ローマ人でさえ身近に感じる。サピエンスは、宗教や社会制度や法律などの『神話』を信じることで、効率的に巨大な協力関係を築いてきた。人間の社会秩序は、他の動物のようにDNAに組み込まれたものを基にしているわけではないから、不安定で無限大なんだろう。人類がいつまでたっても互いに分かり合えない理由を垣間見た気がする。
「ゴッホのあしあと」原田マハ


あらすじ
生前一枚しか絵が売れず、三七歳で自殺したフィンセント・ファン・ゴッホ。彼は本当に狂気の人だったのか? その死の真相は?アート小説の第一人者である著者が世界的謎を追う。フランス各地に残されたゴッホのあしあとを辿り、努力家でインテリ、日本に憧れ続けた「人間・ゴッホ」の魅力を再発見。旅のお供にも最適な名解説。
引用元:版元ドットコム「ゴッホのあしあと」原田マハ(幻冬舎)
ひとことレビュー
ゴッホのあしあとを原田マハさんの視点で追った本。ゴッホの絵は好きだけど、ゴッホの人生を辿るのは苦しい。「たゆたえども沈まず」を読みたかったけど、苦しそうでまずはノンフィクションから…と思って読んだんだけど、「たゆたえども沈まず」を先に読んだ方が楽しめた気がする。あと、もう少し作品の写真があると嬉しかった。好きだけど詳しいわけではないので、自分で調べながら読むのがちょっと大変だった。
「ラノベ古事記 日本の建国と初国シラス物語」小野寺優


あらすじ
日本最古の歴史書「古事記」をラノベ風に現代翻訳した、大人気の「ラノベ古事記」の新作がついに登場!!
引用元:版元ドットコム「ラノベ古事記 日本の建国と初国シラス物語」小野寺優(KADOKAWA)
本書では古事記の上中下巻からなるシリーズの中で、日本建国が書かれた「中巻・天皇記」の前半部分を
読みやすく笑いあり涙ありのドラマティックな内容へと翻訳しています。
また、『ラノベ古事記』に書かれた『原文』の対応箇所も分かるようになりました!
神様の国造りの軌跡を分かりやすく記した地図や解説図も収録し、パワーアップした1冊に。
読み終わったときには、あなたも神様と日本の歴史が大好きになっているはず!!
ひとことレビュー
古事記の中間は民俗学ミステリーや古代史ミステリーなどでよく出てくるので、『この話はこれか!』と読むことができておもしろかった。古代史が分かりやすくなるので、読んでよかった。
「水中考古学 地球最後のフロンティア」佐々木ランディ


あらすじ
溺れるほど面白い、水中考古学の世界へようこそ。
・坂本龍馬のいろは丸は銃を積んでいなかった?
・海に沈んだイカリから蒙古襲来の神風の進路が判明?
・湖に沈む一隻の釣り舟はキリストの舟だった?
・沈没船から見つかったオーパーツは世界最初のコンピューターだった?水中に沈む沈没船や遺物から歴史を塗り替える発見が相次ぐ。
まだ見つかっていない遺跡も多く、
まさに地球最後のフロンティアといえる。しかし、世界に冠たる海洋国家の日本は水中考古学の分野では後れをとっている。
貴重な水中遺跡が充分に保護されず失われていく現状を憂い、立ち上がったのが「海のランディ・ジョーンズ」こと佐々木ランディだ。水中考古学の魅力と価値を伝える使命感で筆をとり、
書き連ねた魂の玉稿。「水中考古学者は財宝の夢を見ない。どんな財宝よりも面白いことが水中には眠っているからだ。人類の歴史を解き明かす鍵が君を待っている」――著者
「日本人なら水中考古学」と叫びたくなる知的探求の世界へ、いざゆかん。
引用元:版元ドットコム「水中考古学 地球最後のフロンティア」佐々木ランディ(エクスナレッジ)
ひとことレビュー
水中考古学を、実際の発掘物や自身の体験を交えて紹介する入門書。個人的な好みの問題で「沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う」の方が好きだったけど、蒙古襲来の話などはとてもおもしろかった。『水中考古学って何?』と興味を持っている人におすすめの本。
実用書
「Notion ライフハック 暮らしに役立つ36のアイデアとテンプレート」Rei


あらすじ
忙しい毎日は 今日からもっとシンプルに
いま誰もが普通に暮らしていても、日々あつかう情報があふれ、やらなければならないことが山積していることでしょう。Notionを活用すれば、そんなさまざまな情報をひとまとめに整理・管理できます。
引用元:版元ドットコム「Notion ライフハック 暮らしに役立つ36のアイデアとテンプレート」Rei(翔泳社)
本書は、Notionを活用して仕事や暮らしをシンプルにする方法を学べる本です。「定番」「タスク管理」「メモ・ノート」「暮らし」「お金」「仕事」「Notion AI」といったテーマに分けて、オリジナルのテンプレートを公開しているので、白紙から考える必要はありません。使ってみたいものから試してみることができます。
忙しい毎日を、もっとシンプルにしたい。そんな願いをかなえる一冊です。
ひとことレビュー
いまいちNotionを使いこなせていないので読んでみた。Notionはとても便利だし無限大の使い方があるけど、テンプレートを活用しても理想のものを作るには莫大な労力がかかりそう。使いこなせたら本当に楽になるだろうけど、そこまで時間をかけるのはちょっと…と思ってしまったので、私はほどほどに使っていこうと思った。
「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」ジェイエル・コリンズ


あらすじ
全米の大人気の投資法!
貯蓄と投資と簡素なライフスタイルで、お金よりも貴重な「自由」が手に入るお金の使い方をマスターすれば、少ない出費で生活できるようになる。
引用元:Amazon.co.jp「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」ジェイエル・コリンズ(ダイヤモンド社)
そして、賢い投資をすれば、複利の効果で、知らない間に大きな資産ができている。
とても簡単だけど、誰も教えてくれない「投資と人生」の秘訣を娘ジェシカに書いた本書は、
誰でも理解できる平易な内容。豊かなで自由な生活を送るための必読書です。
ひとことレビュー
借金をせず、収入の半分をバーンガードの米国株インデックスファンドに投資する。そうすれば経済的自由を手に入れられるという話。著者が独自のコツや分析ではなく過去の事実に基づいて話をしているので、納得しやすかった。資産を増やせるという耳障りのいい話だけではなく、凸凹道で絶対に困難にも見舞われると断言しているところが親切だと思った。
「読みたいことを、書けばいい。」田中泰延


あらすじ
書くことは、たった1人のベンチャー起業だ。
電通コピーライター24年から無職へ。「自分が読みたいことだけ書く」という方針で書きまくり、依頼殺到、読者熱狂。孤高のwebライター鮮烈の処女作。
自分が本当に読みたいことを書ききって、結果として誰かとつながる。
やわらかくて新しい、希望の文章講義、開講です。
引用元:版元ドットコム「読みたいことを、書けばいい。」田中泰延(ダイヤモンド社)
ひとことレビュー
序章はおもしろいと感じたけど、ちょっと私には合わなかった。軽口が多いので読みやすくはあるけれど、どうも内容が頭に入らず…。著者のノリが好きな人は楽しめると思う。『どのように』は書かれていないので、実際にライティングをする際の参考にはならない。
『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』ニック・マジューリ


あらすじ
全米屈指のデータサイエンティストによる、
引用元:Amazon.co.jp『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』ニック・マジューリ(ダイヤモンド社)
お金を貯め、富を築くための証明済の方法。
投資初心者からベテランまで、わかりやすく、面白く学べる唯一無二の本。
100年以上にも及ぶ信頼性の高いデータに裏打ちされた
「金銭的自立」を目指す全ての人の必読書。
「将来のお金の問題が不安だ」
「投資が大切だと漠然とわかっているが、なかなか行動に踏み切れない」
「貯金や投資を始めてはみたものの、自分の方法が正しいかどうか確信が持てない」
といった数年来の悩みを解決する究極の書。
ひとことレビュー
お金に関する様々な疑問に対し、事実に即し、かつ感情的に納得できる答えを書いてくれている本。ベストなタイミングで手元に来て、ベストなタイミングで読めた気がする。説得力のある内容で、参考にしたいと思える投資マインドだった。社会人になった人、資産運用について考え始めた人にもおすすめできる本。
雑誌
「BRUTUS 2024年 12月15日号 No.1021 理想の本棚。」


あらすじ
昨年に続いて「理想の本棚」というテーマのもと、作家、アーティスト、映画監督などさまざまな方の本棚を訪ね、「本棚と本」にまつわるたくさんのことを聞きました。
引用元:Amazon.com「BRUTUS 2024年 12月15日号 No.1021 理想の本棚。」(マガジンハウス)
読書から手に入れた知識がその人をつくる血肉とするならば、本棚はさしずめ人生を映す鏡のようなものと言えるかもしれません。
本棚とそこに収められた本の話に耳を傾けていると、まるで人生の話を聞いているようです。
Book in Bookはエッセイ集「思い出の本棚と、あの1冊」。
ひとことレビュー
本好きの夢(?)理想の本棚を求めて読んでみた。どの本棚も個性的で、その人が本とどういう付き合い方をしているのかがよく表れていたような気がする。昔は壁一面の本棚に憧れたけど、今は圧迫感のないスッキリした本棚が好みになっていることもこの雑誌を見ていて気が付いた。我が家の本棚はとても小さくて理想からは程遠いけど、それでも大事な場所だなと思う。少しずつ、自分の理想の本棚を実現していきたい。



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その他
「詩画集 目に見えぬ詩集」詩:谷川俊太郎、木版画:沙羅
あらすじ
谷川俊太郎の詩に美しい木版画を合わせたアートブックのような詩画集です。谷川と数々のプロジェクトを行ってきた美篶堂が選詩と製本を担当。木版画の繊細な色合いを印刷で再現し、美篶堂の製本職人が一冊ずつ手製本で丁寧に仕上げました。
本文書体には、谷川の詩のために書体設計士の鳥海修によって作られたオリジナル書体「朝靄(あさもや)」を使用。
詩を味わいつくすために考えられた至高のデザインと造本でお届けします。大切な人に贈りたい一冊です。
引用元:版元ドットコム「詩画集 目に見えぬ詩集」詩:谷川俊太郎、木版画:沙羅(Book&Design)
ひとことレビュー
素敵すぎる!優しい雰囲気の木版画が詩とマッチしていてすごくよかった。言葉を読んで、絵を見たら、その言葉がす~っと心に溶けていく。「読むこと」がとても心に残った。私が本を読んでいる時、私がどんな状態であれ、世界中のどこかで本を読んでる誰かがいる。内容も、本に書かれている文字も、何もかもが違ったとしても、私たちは同じように生きる力をもらってる。どんな苦しい時でも、きっと一人で苦しんでいるんじゃないんだなと、心の柔らかいところで感じた。
「〆切本」
あらすじ
「かんにんしてくれ給へ どうしても書けないんだ……」
引用元:Amazon.co.jp「〆切本」(左右社)
「鉛筆を何本も削ってばかりいる」
追いつめられて苦しんだはずなのに、いつのまにか叱咤激励して引っ張ってくれる……
〆切とは、じつにあまのじゃくで不思議な存在である。
夏目漱石から松本清張、村上春樹、そして西加奈子まで
90人の書き手による悶絶と歓喜の〆切話94篇を収録。
泣けて笑えて役立つ、人生の〆切エンターテイメント!
ひとことレビュー
名だたる文豪たちが〆切について書いた文章を集めた本。なかなか書けなくて苦しい!〆切延ばしてくれ!って叫んでるのがおもしろくて、締切に追われる全ての人におすすめしたくなる。同じように〆切に苦しむ胸の内を描いた文章でも、コミカルなのもあれば淡々としているのもあり、人となりが表れていて楽しい。
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動画作品数 | 見放題動画32万本、レンタル動画5万本 |
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その他のサービス | ・無料トライアル登録で600ポイントもらえる ・毎月1,200ポイントもらえる ・ポイントで見放題対象外の映像作品やライブ配信のチケットが購入できる ・ポイントを映画館で使えるクーポンに交換できる |
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電子書籍 | ・コミック、雑誌、小説、ビジネス本、写真集等126万冊以上 ・無料作品も常時約2万冊 ・プレミアム会員は対象漫画が無料で読める ・ポイントで電子書籍が買える ・電子書籍購入時に使えるクーポン配布やポイント還元などを行っている場合がある |
動画作品数 | 190,000作品以上 |
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